ネットではダイヤネックレスが数多く販売されています。
0.1ctから1.0ctまでダイヤの大きさも多岐にわたり、そして各カラット数には高いものから安いものまであり、価格幅も広域にわたっています。
これではどれを選んでいいのかわからなくなります。
そこで、ダイヤネックレスを選ぶときの基本ラインを示しますので参考にしてください。
一般にダイヤモンドを買うときに求めるのは輝きです。
ダイヤであればガラスや水晶のような輝きではなく、ダイヤらしい輝きを期待します。
そうです。
ダイヤは輝きこそが命です。
輝いてこそダイヤといえます。
つまりダイヤネックレスを選ぶときの基本ラインとは、そのダイヤが輝くかどうかなのです。
輝くダイヤの基本ライン1 カット
カットはダイヤが輝くための重要な要素です。
ダイヤモンドの原石はすりガラスのようで、これがあのような美しい宝石に変貌するとは誰も想像できません。
しかし人が施すカット技術によって、すりガラスのようなダイヤの原石も見事な美しい宝石に生まれ変わるのです。
しかしそのカットも仕上がり次第で、ダイヤが輝いたりそうでなかったりするのです。
カットはそれほど微妙な世界なのです。
ダイヤの輝く仕組みについてイラストでご説明しますと、Excellentカットされたダイヤに光が入射しますと、光はダイヤ内で反射され再びダイヤ外へ放射されます。
これを全反射といいます。
しかしカットが深すぎたり浅すぎた場合、光は全反射せずダイヤ底部より漏れてしまい、輝きが劣ることになるのです。
これがカットの出来不出来による輝きの違いです。
このようにカットはダイヤが輝くうえで重要な要素といえ、輝くためにはExcellentカットまではいかなくとも最低Good以上必要なのです。
輝くダイヤの基本ライン2 クラリティ
ダイヤ4Cのひとつクラリティは、ダイヤの透明度を表します。
ダイヤは天然鉱物である以上インクルージョン(内包物)が必ず存在します。
このインクルージョンの量や存在する位置によって、クラリティの評価がはかられます。
クラリティはFL(フローレス)から始まり、11段階にランク付けされます。
ではダイヤが輝くためにはどのランクのものが必要かというと、SI2以上です。
クラリティSIクラスというのは表からおわかりのように、インクルージョンの発見が10倍のルーペでは容易ですが肉眼では困難な時に評価されるランクで、インクルージョンが光の透過をさほど遮らない程度のものなのです。
しかしSIより下のIクラスになりますと、インクルージョンが光の透過を遮り、輝きを著しく落としてしまうのです。
実際どれだけ透明度が違うか写真で見てみましょう。
左がSI、右がIクラスのダイヤです。
明らかに透明度の違いがわかるでしょう。
つまりクラリティはダイヤが輝くうえでは重要な要素で、輝くためには最低でもSI2以上必要なのです。
基本ラインはGoodカット、SI2クラリティ
ダイヤが輝くための基本ラインは、カットがGood、クラリティがSI2です。
つまりダイヤネックレスを選ぶときは、このラインを境界線にしてこれ以上のものを選び、これ未満のものは選ばないことです。
事実このラインを境に、ダイヤネックレスの値段が大幅に異なります。
このラインより下のダイヤネックレスは低価格で販売され、これ以上のダイヤネックレスは値段が高く設定されています。
輝くダイヤを安く買いたいときは、輝く基本ラインであるGoodカットでSI2クラリティのものを探すことです。
そしてそれを数点ピックアップして価格比較し、一番安いものを購入すればいいのです。
この基本ラインがわかれば、ダイヤネックレスも容易に選ぶことができます。
自分の好みの大きさを選択し、その中でGoodカット、SI2クラリティのものを選べば満足のいく買い物ができるでしょう。
このページが、皆様のダイヤネックレス選びに貢献できれば幸いです。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。