紙パック掃除機のメリット・デメリット

掃除機といえば最近はサイクロンが主流ですが、やっぱり紙パック掃除機がいいと買い替える人も多いと聞きます。

私などは、紙パックはいちいち入れ替えなければならない面倒が嫌で、もっぱらサイクロンの掃除機を使っていますが、紙パックにはサイクロンにないメリットがあるようです。

このページでは紙パック掃除機のメリットについて考え、またその反対のデメリットについても述べてみたいと思います。

紙パックとサイクロンとの違い

そもそも紙パック掃除機とサイクロン掃除機の違いは何かというと、集塵方法に違いにあります。

紙パック掃除機というのは、掃除機内に紙パックを装填し、その中を空気とともに吸い込んだごみが取り込まれ、空気だけが紙パックを通過して外に出るという掃除機です。

紙パックはいわばフィルターの役目を果たしているのです。

一方サイクロン掃除機はというと、空気とともに吸い込まれたごみが掃除機内でサイクロン状に回転し、遠心力で空気とごみを分離させるというもので、ごみはダストカップに残り空気は外に排出される掃除機です。

サイクロン掃除機にフィルターはないのかというと、あるにはありますが、それは分離され切らずに残った粉塵を空気を外に出す前にとどめておくフィルターで、大掛かりなものではありません。

このように紙パックとサイクロンとでは集塵方法が違うため、これによって生ずるメリットデメリットも違ってくるのです。

では紙パック式の掃除機のメリットとは何でしょう。

ごみ捨て時にホコリが舞わない

紙パック掃除機に吸い込まれたごみは、すべて紙パック内に封入されています。

それゆえ、ごみを捨てる時は紙パックごと捨てるのでホコリが舞い上がることはありません。

一方サイクロン掃除機の方はどうかというと、ダストカップから直接ごみを捨てるので、捨てる時にホコリが舞い上がるのです。

ホコリが舞い上がるというのは嫌なもので、せっかく掃除したのにまたホコリを部屋にまき散らしてしまうことになりますから、こういう点を考えると紙パック式の方が衛生的といえます。

お手入れ不要

サイクロン掃除機は少なからずお手入れが必要です。

ダストカップから直接ごみを捨てられるのでカップ内は清潔のように思えますが、すべてのごみがきれいに捨てられるわけではなく、カップ内には粉塵などが一面に付着して残っているのです。

これをきれいに取り除く作業がサイクロン掃除機には必要なのです。

しかし紙パック式のものは、紙パック自体がフィルターの役目をしているため、ごみ、ホコリ、粉塵はすべて中に封入されており、紙パックさえ捨ててしまえばあとのお手入れは必要ないのです。

こういう手間いらず、メンテナンス要らずという点で紙パック掃除機にはメリットがあるといえます。

紙パック掃除機のデメリット

以上が紙パック掃除機のメリットですが、反対にそのデメリットとは何でしょう。

このデメリットも集塵方法に関係してきます。

吸引力の持続性が弱い

紙パックはフィルターの役目を果たしていると述べました。

このフィルターが目詰まりするとどうなるかご存知ですか。

フィルターが目詰まりすると通気性が悪くなり、それが掃除機の吸引力の低下につながるのです。

つまり紙パック内のごみをいつまでも溜めておくと通気性が悪くなり、掃除機の吸引力が落ちるという結果を招きます。

これが、フィルターがあるがゆえのデメリットです。

紙パック内のごみが溜まれば溜まるほど吸引力が弱くなりますから、持続性においては弱いといえます。

コストがかかる

紙パックは消耗品です。

一度使ったら捨てなければならず、何回も使回しはできません。

それゆえそれだけの費用がかかるわけです。

ダストカップからそのままポイのサイクロンに比べ、コスト高といえます。

まとめ

紙パック掃除機のメリット・デメリットについてまとめてみました。

ゴミ捨て時にホコリが舞い上がらないという点とメンテナンス不要という点でメリットがあるようです。

いかがだったでしょうか。

このページが皆様のお役に立てれば幸いです。

最後までお読み頂き、真に有難うございました。

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