50代空手基本ストレッチ③

今回は開脚ストレッチについて説明させていただきます。

ストレッチの中でも最も痛いストレッチがこの開脚ストレッチです。

両足を開いて座り、左右と前に上体を倒すという普段使わない筋肉を伸ばすストレッチですから、痛くないはずがないのです。

普段運動はおろかストレッチなどしたことがない人にとっては、過酷そのものでしょう。

しかしやり方ひとつで脚が大きく開け、上体を倒すくらいのことはできるようになるのです。

もっともそれだけ痛みは伴いますが、それに耐えれば50代であってもできるようになるのです。

では50代でもできる開脚ストレッチの方法を解説します。

片足開脚ストレッチ

開脚ストレッチは両足を大きく開いて座るところから始まりますが、いきなりこの姿勢は初心者の方にとってはきつ過ぎます。

まずは片脚ずつ伸ばすのが痛みの少ないやり方です。

右脚だけを伸ばし、左脚はたたんで座ります。

この姿勢から右手で右足のつま先をつかむように体を倒していきます。

つま先をつかめればよし、つかめなければそのままで静止します。

初心者にとってはかなり痛い姿勢ですが、我慢ししてその姿勢をキープしてください。

しばらくすると痛みが最初ほど感じなくなってくるはずです。

これは筋肉が伸ばされ慣れてきた証拠です。

痛みが最初ほど感じなくなった時点で、体を元に戻します。

30秒ほど休憩して、再度同じ姿勢を取ります。

これを何度か繰り返して行います。

右脚のストレッチが終わったら脚を換え、左脚を伸ばして座り同じ動作を繰り返します。

このように開脚ストレッチは最初から両足を広げて座るのでなく、片方ずつ丁寧にストレッチを試みることで痛みも少なく、より早く体を柔らかくすることができるのです。

柔らかさに自信が持てたら開脚ストレッチを

開脚ストレッチができるまでは個人差があり、どれくらい片足開脚ストレッチに時間をかければいいかわかりませんが、自分で少し柔らかくなってきたなと感じたら、思い切って開脚ストレッチを始めてください。

脚をできるだけ大きく開いて座るのですが、はじめは無理をせず90度くらいから始めるのがいいと思います。

そして左右に上体を倒し、最後に前に上体を倒していきます。

決して無理をせず、そしてゆっくりと体を倒してください。

ストレッチを勢いでする人がいますが、あまりお勧めできるものではありません。

ストレッチはできるだけゆっくりやった方が効果的で、その方が体が早く柔らかくなります。

空手にとってストレッチは最も重要な準備体操で、これをおろそかにして空手の上達は望めません。

決して無理せず、そして焦ることなくコツコツ積み重ねていくことで必ずできるようになります。

上の写真は60歳の私のストレッチ風景ですから、あれを見れば自分にもできると思うはずです。

ただし、こうなるまでには10年かかったことを付け加えておきます。

最後までお読み頂き、真に有難うございました。

参考になれば幸いです。

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