前回、英会話を楽しく勉強する方法でスクリーンプレイを紹介しましたが、今回はその良さを紹介してみたいと思います。
映像を観ながら背景を確認できる
映画の登場人物のセリフを書き起こしたのがスクリーンプレイですが、セリフのほかにその背景の描写も同じように英語で記述されているのがスクリーンプレイのいいところです。
例えば「インディージョーンズ」のオープニングはショーの場面から始まるのですが、その描写が英語で記述されています。
通常英語の記述だけではその時代背景はイメージしにくく、漠然としたものが頭に残る程度になりますが、ビデオ映像で実際に観ると時代背景がはっきりとし、英文だけではわかりにくかったところが鮮明に理解できるようになります。
これはスクリーンプレイのもつ特別なメリットであり、通常の英語小説では及ばない範疇となります。
そもそも日本の生活文化と外国の生活文化は異なるため、日本人が英語の小説を読んである程度は理解できてもハッキリとはわかりづらく、漠然としたものが残ります。
しかしこのようにビデオ映像を観ればそれが鮮明化し、それが英語の理解力向上につながってきます。
これは明らかにスクリーンプレイのもつメリットといえるでしょう。
さらにスクリーンプレイにはもう一つメリットがあります。
セリフが全部日本語訳されている
英語小説には日本語訳はありません。
自分で読んで理解するしかありません。
ひょっとしたら誤訳してしまっているかもしれません。
しかしスクリーンプレイの巻末には、セリフのすべてが日本語訳されています。
インディージョーンズでは、最初WU HANの”Be careful.”(気をつけろ)からセリフが始まります。
そしてインディーの中国語があり、そのあとでLAOのセリフ
“You never told me you spoke my language, Dr.Jones.”(我々の言葉を話すとは言わなかったが、ジョーンズ先生)となります。
これらのセリフ一つ一つには日本語訳があり、それが巻末に掲載されています。
英語での言い方、使い方がこの日本語訳は非常に参考になり、英会話力向上につながります。
この点もスクリーンプレイのメリットでしょう。
英語勉強の初心者はとかく誤訳しがちで、それが正しいと思ったまま勉強を進めがちです。
しかしこのように日本語訳があると正確に英会話を理解できるようになり、勉強を進めるうえで無駄のない方法をとることができます。
このようにスクリーンプレイは、時代背景の描写と登場人物のセリフが映像を通してより鮮明に理解できるため、英語教材としては最も適したテキストといえるんではないかと思います。
英語力向上にぜひとも取り入れていただきたい教材です。
このページが皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、真に有難うございました。