40代に似合うピンキーリングとは

小指にはめる指輪をピンキーリングといいます。

この小指にはめるピンキーリングが幅広い年齢層で人気があります。

指輪はネックレスやピアスと違って、人とのすれちがいだけでは気付かれにくいアクセサリーです。

しかし対面で話をする場合など、テーブルに置かれた手に指輪がはめられていたりすると思わずそこに目が行きます。

つまりテーブルでじっくり話をするときには注意を惹くアクセサリーで、モノによってその人の品や趣味が何となくわかってしまうものなのです。

小指につけたリングは目立たないようで結構目に入るものです。
むしろ小指ゆえに目立つのかもしれません。

そして薬指につけた場合と少し違ったおしゃれ感を漂わせてくれるのがこのピンキーリングの特徴です。

幅広い年齢層に人気のあるピンキーリングですが、今回は40代に似合うピンキーリングはどんなタイプのものか考えてみたいと思います。

40代に相応しい指輪とは

40代といえば大人の雰囲気を醸し出す、女性が人生で最も美しい時期です。

こういう人生で最も美しい時期に着ける指輪は、それに相応しいものでなくてはなりません。

ではどういったところに気をつければいいでしょうか。

それは次の3点に集約されるのではないでしょうか。

上品さ

何といっても人間に一番重要なのは品です。

これは男も女も変わりません。

歳を行けば行くほど、この品が向上していきたいものです。

しかし身に着けるもので品を落としてしまうこともあります。

それゆえ、指輪に関しても品のあるものを選ぶ必要があります。

ピンキーリングを選ぶときは、この品をまず重要視して選んだ方がいいでしょう。

慎み

これは品にもつながるのですが、慎み深い女性は美しく見えます。

自分を律して生きる姿は、当然容姿にも表れます。

それは言葉では表せない雰囲気となって醸し出されます。

出しゃばらない控えめな雰囲気はその方の品を向上せしめ、女性をいよいよ美しく見せてくれます。

ピンキーリングを選ぶときも、この出しゃばらない控えめなデザインのものが40だ女性には相応しいといえます。

清楚

清楚とは清らかですっきりとしたさまを指します。

清潔性に富み、飾らないすっきりとした女性は美しく見えます。
40代はこうであって欲しいものです。

身につけるピンキーリングも、清らかですっきりとしたデザインのものが40代女性には相応しいといえます。

40代に相応しいピンキーリングとは

さて、これらの条件を鑑みて選ぶピンキーリングはどういうリングでしょうか。

私の中ではただひとつ、ハーフエタニティリングが思い浮かびます。

エタニティリングは、永遠という意味があることから結婚指輪というイメージがありますが、今ではファッションリングとして多くの人に人気があります。

リングのラインに沿ってダイヤが留められ、清楚でシンプルなデザインは40代のピンキーリングにピッタリだといえます。

小指からほのかに輝くダイヤの光は上品かつ控えめで、それでいてしっかりと自己主張をしています。

これこそ、40代女性にピッタリのピンキーリングといえるんじゃないでしょうか。

エタニティリングの選び方

ではここで、エタニティリングの選び方を、元宝石商の私が解説させて頂きます。

40代の女性がするエタニティリングですから、20代、30代とは少し違った上質のものを選ぶことをおすすめします。

ダイヤにはその品質を測る4Cなるものがあることはすでにご存じでしょう。

カラット(重さ)、カラー(色)、クラリティ(透明度)、カット(研磨・プロポーション)の頭文字をとって4Cと呼びますが、この中で、ダイヤの輝きと美しさに影響を与えるのが、クラリティとカット、それにカラーなのです。

これを順次説明させて頂きます。

クラリティ

クラリティとはダイヤの透明度を表す指標で、透明度の高いダイヤほど輝きます。

ダイヤは天然鉱物ゆえ、必ずインクルージョン(内包物)が存在します。

このインクルージョンが多いダイヤは透明度が低くなり輝きが劣るわけですが、このインクルージョンの多い少ないのグレードを表したのがクラリティなのです。

クラリティは11段階にランク付けされます。

インクルージョンの全くないFL(フローレス)を最高とし、インクルージョンの量が増えるにしたがい、IF、VVS1、VVS2、VS1というふうにランク付けされるわけです。

ではダイヤが輝くためにはクラリティはどのランク以上のものがいいかというと、「SIクラス」以上のダイヤなら輝くといえます。

SIクラスというのは表でもおわかりのように、肉眼で発見が困難なほどインクルージョンが微小なため、光の透過にそれほど影響を与えることはありません。

しかしその下の「Iクラス」になると、肉眼での発見が容易なほどインクルージョンが大きいため、光の透過を邪魔し輝きを著しく落としてしまうのです。

言葉だけの説明ではわかりにくいと思いますので、実際に比較画像を見てみましょう。

左がSIクラス、右がIクラスのダイヤです。
明らかに透明度が違うでしょう。

このように、輝くダイヤを見つけるためにはクラリティがSIクラス以上のものにする必要があるのです。

カット

採掘されたダイヤの原石は、一見スリガラスのようです。

それが人間の手によってあのような素晴らしい輝きを放つ石になるのです。

そしてその方法が、ラウンドブリリアントカットというカット法です。

しかしラウンドブリリアントカットすれば何でも輝くというものではありません。

カットの良し悪しによって輝いたりそうでなかったりするのです。

Excellentカットされたダイヤに光が入射すると、光はダイヤ内で漏れることなく反射され、再びダイヤ外へ放射されます。これを全反射といいます。(下イラスト左参照)

しかしダイヤのカットが深すぎたり浅すぎたりすると、光は全反射せずダイヤ底部より漏れてしまい輝きが劣ることになるのです。

これがカットの良し悪しによる輝きの違いです。

ダイヤ内の光が全反射するためには、その理想となるプロポーションが存在し、それが以下の比率で構成されています。

ダイヤは、この構成比率に近くて研磨状態が良好なものから、Excellent、VeryGood、Good、Fair、Poorとランク付けされます。

ではダイヤが輝くためにはカットはどのランク以上のものがいいかというと、「Good」以上のダイヤなら輝くといえます。

FairやPoorカットのダイヤはプロポーションに問題があり、輝くとは言えません。

よって輝くダイヤを見つけるためには、カットがGood以上のものにする必要があるのです。

美しく輝かせるカラーの働き

輝くダイヤの見分け方は理解できたと思います。

しかし輝くだけでなく、そこにプラス美しさも加えたいと望むならカラーも重要な要素です。

カラーはダイヤの色を表す指標で、無色のダイヤほど高くランク付けされます。

最近では、Very Light Yellowとかブラウンダイヤなどが販売されていますが、要は色のついたダイヤのことであり、価値的に見れば無色のダイヤより劣っていることになります。

ダイヤはやはり無色の方が美しく、美しく輝くダイヤを望むならカラーにもこだわりたいものです。

プリズム効果を発揮する無色のダイヤ

太陽光を含む白色光はプリズムを通せば赤、橙、黄、緑、青、藍、紫と七色に分かれます。

これは色それぞれの波長が異なるため、屈折によって光が分散されるためです。

この現象がダイヤ内でも起こります。

ダイヤ内に光が入射すると、光の中にある波長の異なる色が屈折によって分散されます。

上質のダイヤモンドを覗き込むと、いろいろな色の光線が発見できます。
これはダイヤ内でプリズム効果がなされているからです。

無色のダイヤに光が入射すると、反射した光は変色されることなくありのままの光線を放ちます。

しかし色のついたダイヤモンドの場合、ダイヤのカラーの影響を受けてしまい、光線を変色させるのです。

これがダイヤの美しさに影響します。
ダイヤに美しさを求めるなら無色の方が望ましく、色のついたものは避けた方が無難です。

ではダイヤが美しく輝くためには、カラーがどのランクのものがいいかというと「H」以上のものが望ましいといえます。

同じ「ほとんど無色」に属しているG、H、I、Jですが、IとJはその下の「わずかな黄色」のランクに近いこともあり、やはり幾分黄色く見えます。

プリズム効果にさほどの影響を与えないのは「Hカラー」以上のダイヤといえ、美しいダイヤを求めるならこれ以上のものを選ぶ必要があります。

40代に相応しいハーフエタニティリング

ではここで、以上の条件に沿ったハーフエタニティリングをご紹介します。

まとめ

40代に似合うピンキーリングをまとめてみました。

参考になりましたでしょうか。

このページが皆様のお役に立てれば幸いです。

最後までお読み頂き、真に有難うございました。

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