掃除機がけは高齢者にとっては重労働です。
特に家具などが多く設置された部屋となると尚更です。
ベッドの下やその周りなどは特にホコリが溜まりやすく、清潔にしておかなければ健康を害することになりますので掃除機がけは欠かせません。
他の家族が一緒に住んでいれば問題はないのですが、高齢者の夫婦二人だけの生活となると、高齢者自らが掃除機がけをしなければならず、その作業は大変といわざるを得ません。
それゆえ使う掃除機も高齢者に相応しいものにする必要があります。
このページでは、高齢者が使いやすい掃除機とはどういうものか。
ここに焦点をあて、その条件を考えてみたいと思います。
軽い
掃除機はモーターが内蔵されているため元来重たいものです。
近頃は随分軽い掃除機も出回っていますが、それでも高齢者にとっては重いでしょう。
掃除機のヘッドを右に左に振る作業は高齢者にとっては重労働といえ、重いヘッドをもった掃除機は高齢者には不向きといえます。
それゆえ高齢者が使う掃除機は軽くなければなりません。
ではどのくらいの重さのものがいいのか。
高齢者なら1㎏、できたら1㎏未満の掃除機が適しているといえます。
よく「軽量2.3㎏」と謳われた掃除機がありますが、2㎏あれば十分重いです。
高齢者でなくても重く感じますから、2㎏は高齢者にとって軽量ではありません。
それゆえ、1㎏の掃除機が目安といえるでしょう。
コードレス
掃除機がけをしていてコードを邪魔に感じた人は少なくないと思います。
ヘッドを転がす先にコードがあれば邪魔でしようがありません。
それに加えて高齢者の場合、足元のコードは大変危険といえます。
何かの拍子に足を引っ掛けて、転倒なんてことになれば大けがにつながります。
そのため高齢者が使う掃除機はコードレスのものが適しているといえます。
充電が簡単にできるもの
高齢者に適したコードレスの掃除機は、すべて充電式です。
しかし充電式といってもバッテリーを装填して使うものと、バッテリーが内蔵されていてそのままコードを電源にさして充電するものとがあります。
どちらが高齢者にとって使いやすいか。
これは明らかに後者でしょう。
バッテリーを取り外して充電し、充電が完了したら再び掃除機に装填するという作業は高齢者でなくても面倒です。
それよりコードをそのまま電源に差して充電する方が簡単で使いやすいといえます。
ごみ処理が簡単
掃除機の使い勝手は使用しているときばかりではありません。
掃除機がけが終わった後、その集塵ごみを処理する方法も簡単でなければ使い勝手がいいと言えません。
ちなみにコードレス掃除機には紙パック式とサイクロン式があります。
どちらが高齢者にとって使いやすいか。
紙パックは回収の際、ホコリが舞い上がらないのがメリットのひとつですが、再び紙パックをセットしなければならないのが手間のひとつです。
一方サイクロン式は集塵ポケットからそのままゴミを捨てればいいだけの話で、そのあとの手間が必要ありません。
ホコリが舞い上がるというデメリットはあるものの、ごみ処理に関してはサイクロン式の方が手間がかからないといえます。
いずれにしても、高齢者にはごみ処理が簡単な掃除機がいいでしょう。
高齢者に相応しいコードレス掃除機
まとめ
高齢者が使いやすい掃除機の条件を挙げさせて頂きました。
掃除機の最重要部分である吸引力、そしてコードレスにおけるバッテリーの持久力に関してはここでは省かせて頂きました。
吸引力が必要なのは当たり前で、バッテリーのもちが優れているのを選ぶのは当然と考え、ここでは敢えて取り上げませんでした。
いかがだったでしょうか。
このページが皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。