50代空手基本ストレッチ④

今まで50代空手基本ストレッチ①~③では、股関節ストレッチ、前屈ストレッチ、開脚ストレッチの効果的なやり方を紹介してまいりました。

今回の50代空手の基本ストレッチは、背筋、腰の柔軟性を高めるためのストレッチをご紹介します。

それではさっそく説明させていただきます。

足上げストレッチ

まず足の前に伸ばして座ります。

そして右足を左ひざの上に載せます。

そして両手で右足をつかんで、そのまま頭の上にもっていきます。

写真では右足が見事に後頭部の上あたりにまでいってますが、最初はここまでは無理です。

おそらく初めてこのストレッチをする方は、顔のあたりで右足が止まっていることでしょう。

最初はそれでいいのです。

このストレッチは脚と腰の筋肉だけのストレッチだと思われがちですが、背筋の筋肉も同時に伸ばしているのです。

足があそこまでいくためには腰と足の柔軟性だけでは不足で、背筋の柔軟性も同時に求められるのです。

私も最初はここまでできませんでした。

頭の上あたりが限界でした。

しかしやり続けることにより背筋の筋肉が伸びだし、あそこまで足が行くようになったのです。

そしてこの背筋の筋肉が伸びだしたと同時に、前屈ストレッチもやすやすとできるようになりました。

つまりこのストレッチは、他のストレッチ効果を伸ばすのにも役立つのです。

そして次にやるストレッチは、上げた右足を左足にクロスさせて下ろしたところから始まります。

上体捻りストレッチ

上げた右足を左足にクロスさせて着地させます。

そしてその体勢から上体を右に捻ります。

左肘を右膝に引っ掛けるようにして上体を捻るのです。

こうすることで腰、背筋の捻りに対する柔軟性が高められます。

そしてこれが終わったら上体を元の体勢に戻し、次のストレッチに移ります。

足載せストレッチ

上体を元に戻したらクロスさせていた右足を寝かし、左膝の上に載せます。

そしてこの体勢から今度は上体を前に倒します。

左手で左つま先をつかむように行います。

このストレッチのいいところは、右足の重さで左膝が床から浮くのを防いでいることです。

通常前屈ストレッチを体の硬い人がやると、必ず膝が床から浮き上がってしまいます。

そのため普通のやり方では効果的なストレッチができないという欠点があります。

しかしこれなら右足が左膝の浮くのを防いでいるため、同じ前屈ストレッチでも効果が全然違ってくるのです。

そしてこれがクリアできたらさらにバージョンアップ。

今度は右手で左つま先をつかみ、左手は左かかとをつかむようにしましょう。

ここまでできれば、かなりの柔軟性が確立できたといえます。

これができたら今度は右足を左膝から降ろして横に置きます。

そしてこの体勢から再び上体を前に倒します。

ここまでで左足を軸にしたストレッチは一応終わりです。

これが終わったら足を換えて、今度は右足を軸にしたストレッチをやってみましょう。

なお、これら一連のストレッチは脚、腰、背筋の柔軟性を高める効果があり、これをやることで前回、前々回に紹介した前屈・開脚ストレッチの効果も上がってきます。

ぜひ根気よく続けてください。

最後までお読み頂き、真に有難うございました。

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