好きこそものの上手なれといいます。
ひとつのことが好きになれば向き不向きにかかわらずやり続けることができ、ついには上手になることができます。
英語だって同じです。
英語を上手になりたい。
そう思ったら英語を好きになるようにすればいい。
しかし勉強してもなかなか前に進んでいる気がしない時は逆に嫌になってしまう時もあります。
そんな時は勉強法を変えるのが一番です。
ひょっとしたら英語を嫌いになる原因は英語への苦手意識ではなくて、勉強法が退屈で面白くないからかもしれません。
このページでは、私が取り組んだ英語の勉強が好きになる方法をお話しします。
楽しく読めれば英語は続けられる
英語の勉強で嫌になってしまう原因のひとつは、わからない単語の辞書引きです。
文章を読んでわからない単語が出てくるたびに辞書を引いて意味を調べる作業。
この作業が本当に面倒です。
そしてわからない単語が多ければ多いほどますます嫌になり、途中で投げ出してしまいそうになります。
確かに英語の勉強には丹念な辞書引きが必要ですが、これがあまりにも多すぎると英語そのものが嫌になってしまいます。
ではわからない単語の出現度がどのくらいだったら面倒だと感じないのか?
私の体験では1ページ当たり3~4ワードなら我慢できますね。
それ以上多くなったら嫌になってしまいます。
そこで私が考えたのは、語彙数の少ない英語小説を読むことにしたのです。
語彙数の少ない小説というのは構文も簡単で、中学程度の英語だから理解も早いのです。
それなら途中わからない単語でつっかえる回数が少なくなり、スラスラと読み進めていくことができるのです。
まずは英文に慣れること
語彙数の少ない小説は構文も簡単で非常に読みやすい。
だから途中で嫌になったりしないというメリットがあるのですが、もう一つのメリットは英文に慣れやすいということも挙げられます。
長文を苦手とする人の多くは英文に慣れておらず、どこで区切って訳せばいいかわからないため訳が分からなくなってしまうのです。
特に関係代名詞や関係副詞などが間に挟まると訳が分からなくなり、嫌になってしまいます。
しかし中学構文で占められた英語小説の場合、そういう煩わしい訳(やく)がないためスラスラと理解でき、慣れてくると英語を日本語に訳さず、頭が勝手に英語のまま理解するようになるのです。
こうなってくると英語が面白く楽しくなり、少々わからない単語が増えてきても煩わしく感じなくなり、丹念に辞書を引くようになるのです。
ここまでなったらしめたもの。
英語が断然楽しくなり、まさに好きこそものの上手なれで英語が上達していくのです。
面白い英語小説を選ぶ
語彙数の少ない英語小説を選ぶといっても、内容が退屈で面白くなければ飽き飽きして嫌になってしまいます。
そうならないよう面白い小説を選ぶ必要があります。
私のおすすめ本として”Encyclopedia Brown -Boy Detective-“があります。
“Encyclopedia”とは百科事典のことで、この本は百科事典のような頭脳をもったブラウン少年が難事件に挑む推理小説です。
日本でも名探偵コナンが人気ですが、それとは一風変わった面白さがこの物語にはあります。
推理の答えは巻末に記されており、それらはもちろん英語で書かれていますから非常に勉強になります。
こういった本を選ぶと読むのが楽しくなり、自然と英語が上達していきます。
ほかにも語彙数が少なく簡単な英語で書かれた小説がありますので、探してみるのもいいでしょう。
まとめ
私が英語の勉強を始めたのが約30年前。
嫌々始めたのが最後には好きになり、30歳にして英検2級を取得しました。
しかし取得した後はさっぱり勉強もせず、今ではかなりの単語を忘れていますが、それでも英文を読み解く脳みそは今でも健在です。
それもこれも英語小説を読んだのがきっかけで英語が好きになり、上手になったのだと思っています。
これから英語を勉強しようとしている方も、まずは英語を好きになるように努めてください。
そうすると自然と英語が上達しますから。
このページが皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、真に有難うございました。