金価格が高騰しています。
30年前の約7倍の値がついており、金・貴金属買い取り業者では24kが8,300円/g(8/30)で取引されています。
原因の一つに円安が挙げられます。
金の取引はドル建てで行われており、ドルが高くなれば当然円は安くなり、金価格も上昇するわけです。
通常金は「有事の金」といわれるようにドルが強くなれば下がる傾向にあるのですが、近年ではそうはならないようです。
今米ドルが上がっているのは決してアメリカ経済が盤石であるわけではなく米金利の上昇によるものです。
自国通貨を売ってドルを買う傾向が強いためドルが上がっているのです。
このため円安ドル高が進行し、金価格も高騰しているわけです。
しかしこれだけではありません。
金価格の高騰の背景には、世情不安という大きな要因があります。
コロナウイルスの世界的流行、ロシアによるウクライナ侵攻、それに伴うエネルギー価格の高騰と食糧問題、中国による台湾危機などなど、様々な不安要素が原因となっていることは否定できません。
まさに「有事の金」といわれる所以です。
私の予想では、今後もますます金価格は上昇を続けるものと思われます。
k18 喜平ネックレスの高騰
さて金価格の高騰に伴い、18金のネックレスも高騰しています。
昔数万円で買った18金の喜平ネックレスが、今では十数万円の値がつけられているのには驚きです。
喜平ネックレスとは、鎖のつなぎ方のひとつで、鎖の環をつないで捻ってつぶしたものをいい、ネックレスの中では一番頑丈なつなぎ方として知られています。
そしてこの喜平ネックレスの特徴に挙げられるのは、その換金性の高さです。
つまりお金に換えやすい貴金属で、資産として見ることができるアクセサリーなのです。
通常の貴金属は換金するのに手間がかかり、換金できても安く換金されがちです。
なぜなら他のk18のネックレスはデザイン料が価格に転嫁されているため、購入時には金相場にプラスデザイン料も加えられて買うことになります。
しかしそれを換金するときは金相場だけが反映され、デザイン料は加味されません。
つまり安く買いたたかれるわけです。
k18の喜平ネックレスにはそういうことはなく、買う時も売る時もその日の相場が価格に影響し、大きく外れるということはありません。
これがk18喜平ネックレスだけが持つ特徴のひとつです。
その換金性の高さが多くの人を購入へと導いているのも事実で、しかもこれからも金の価格が上がると予想される中で、資産として購入する人も増えくるでしょう。
k18喜平ネックレスを資産として考える
ではk18の喜平ネックレスを資産として考えた場合、どのような点に注意して選ばなければならないのか?
それをお話しする前に、喜平ネックレスの種類とタイプについてご説明したいと思います。
喜平ネックレスの種類
一口に喜平ネックレスといっても5種類3タイプあります。
まず種類ですが、それはカット面で2面、6面、8面、12面、14面の5種類あります。
これは鎖の環をカットした面の数で、一番オーソドックスな2面カットは以下の通りです。
カット面の数は輝きに影響し、カット面が多いほど光をよく反射し輝くというわけです。
2面カットとは、上下2面のみカットされた環です。
しかし6面、8面、12面カットとなると環の形状は〇にとどまらず6角形、8角形と変化するため、その分光の反射量が多くなるわけです。
それゆえ面の数が多ければそれだけ輝く鎖になるのです。
喜平ネックレスのタイプ
次にタイプについて説明します。
タイプは、シングル、ダブル、トリプルの3タイプあります。
シングルとはひとつの環にひとつの環がつながった状態。
例を挙げると以下の喜平ネックレスです。
そしてダブルとなるとひとつの環に二つの環がつながり、トリプルではひとつの環に三つの環がつながります。
このダブル、トリプルのメリットは何かというと、環の中の隙間が少なくなり、より密度の濃い喜平ネックレスに変貌するのです。
実際に比べてみるとここまで違います。
まずはシングル。
続いてダブル。
最後にトリプル
明らかに環の中の隙間が違うでしょう。
このように喜平ネックレスのタイプには3つあり、ひとつの環に多くの環をつないだ鎖ほど、隙間のないきれいな喜平ネックレスになるのです。
種類と価格との関係
喜平ネックレスには5種類と3タイプあると申しました。
ではその種類と価格には関連性があるのでしょうか。
通常喜平ネックレスの価格は概ね金の含有量で決まります。
k18とは75%が金で、残り25%は銅などの他の鉱物が含有されていることを意味します。
そして価格はその75%の金が対象となり、その日の金相場で大体の価格が決められるわけです。
しかし調べてみますと、そう単純ではないようです。
喜平ネックレスには、2面、6面、8面、12面、14面カットの種類があると申しましたが、このカット面の多さによって喜平ネックレスの価格も変わってくるということです。
つまりカット面が多いほどそれだけ手間暇がかかって費用が重なり、それが価格に反映されるというわけです。
それゆえ金の重量だけで喜平ネックレスの価格が決まるわけではなく、そのデザイン性も考慮されていることになります。
資産的にいいのは2面カット
喜平ネックレスの価格にデザイン・コスト料がオンされているとなると、その換金率は明らかに違ってきます。
例えば8面カットが施された喜平ネックレスは、金の相場プラス8面カットの手間賃がオンされて価格が決定されていることになります。
しかしこれをいざ換金するとなると、カットの費用は考慮されず金の含有量だけで買い取り価格がほぼ決定されます。
明らかにカットの費用分だけ損をしたことになります。
片や2面カットの喜平ネックレス。
カット費用はほとんどかかっていませんから、価格のほとんどは金の相場で決められています。
換金するときも、金のその日の相場で買い取り価格が決定されるわけですから、金の相場が上がっていれば収支トントンで販売できるかもしれません。
こう考えると、k18喜平ネックレスで一番換金率が高く、資産的に優位なのは2面カットのものということになります。
そして実際に2面カットの喜平ネックレスの1g当たりの金価格が安く、6面、8面、12面、14面カットのものがグラム8,700円~9,000円に対し、2面カットのものはグラム8,236円と500円も差が出ています。
喜平ネックレスを資産としてお考えなら、多面カットの喜平ではなく2面カットの喜平ネックレスにすることをおすすめします。
資産的に優位な喜平ネックレス
最後に
資産としての18金喜平ネックレスの買い方を解説しました。
いかがだったでしょうか。
このページが皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、真に有難うございました。