ダイヤの大きさによってその装いを大きく変化させる一粒ダイヤピアス。
大きなダイヤなら華やかでゴージャスな装いに、小さい小粒のダイヤならキュートにあるいはスポーティな装いに。
石が無色透明であるがゆえどんな服装にも合わせやすいという特徴をもつ一粒ダイヤピアスは、T.P.Oに応じてその大きさによっても自由に装いを変化させることができます。
もちろん身に付けるピアスのダイヤの大きさは、その人の顔の大きさや耳の大きさに左右されることは言うまでもありません。
それゆえ顔の小さい、あるいは耳たぶが小さい人が身に付けるダイヤピアスの大きさは、どうしても小粒にならざるを得ません。
ですが小粒のダイヤピアスであっても、選び方によって少し大きく見せる方法があるのです。
その方法とは?
輝きがダイヤを大きく見せる
輝きを持つダイヤと持たないダイヤ。
これら同じ大きさのダイヤをふたつ並べてみるとどうでしょう。
明らかに輝きをもつダイヤが大きく見えるのです。
物理的に見ると大きさは全く同じなのですが、輝きをもつダイヤの方は、反射した光が四方八方と放射されるため、その光がダイヤを大きく見せるというわけです。
つまりダイヤが小粒であっても、そのダイヤが輝けばピアスのダイヤは大きく見え、存在感をアピールできるということです。
さらに大きく見せる方法がもうひとつ。
それはダイヤのカラーにあります。
肌の色とのコントラストを強調できる無色のダイヤ
ダイヤは無色透明といわれておりますが、実際のところ色がそれぞれ微妙に異なります。
このランク付けをアルファベットで表しており、無色のDから始まり、黄色味を帯びるに従いE、F、G・・・と続きます。
黄色味を帯びたダイヤは肌の色に近いこともあり、ピアスにすると耳たぶとのコントラストが悪く、その境界がぼやけてしまいます。
それゆえ大きさが明瞭でなくなり、特に小粒のダイヤとなると肌の色に溶け込んでしまい小さく見えてしまうこともあります。
やはりダイヤを選ぶなら肌の色とのコントラストがくっきりとなるよう、できるだけ無色のものを選ぶ方がいいのです。
小粒のダイヤピアスを身に付ける場合は特にそういえるでしょう。
小粒のダイヤピアスを大きく見せるダイヤの条件
では具体的にどの程度のランクのダイヤなら大きく見せられるのか?
まず輝く条件として、クラリティSIクラス以上、カットGood以上が望ましいといえます。
クラリティとはダイヤの透明度を表し、透明度の高いダイヤほど光をよく通します。
またカットとはダイヤの研磨状態やプロポーションを表し、状態が良好なものほど光をよく反射します。
この二つが相まったときに初めてダイヤは輝きます。
クラリティは大きく分けて5段階でランク付けされており、表をご覧頂いたらおわかりのようにSIクラスは4番目にあたります。
そしてカットも5段階でランク付けされており、Goodは3番目にあたります。
このランク以上のダイヤであれば間違いなく輝きます。
ただし、クラリティ、カットのどちらか一方でもこのランクより下の場合はダイヤは輝かないので注意してください。
両方相まったときにはじめてダイヤは輝きますから。
そして次のカラーの条件は無色の「D、E、F」の範囲内で選ぶこと。
できたら「D」カラーが最適なのですが、なければE、Fでもいいでしょう。
ダイヤのカラーはコントラストに影響するといいましたが、実はカラーにこだわるのはこれだけが理由ではないのです。
それはダイヤ内で起こるプリズム効果が大きく影響しているのです。
プリズム効果を発揮する無色のダイヤ
太陽光を含む白色光はプリズムを通せば赤、橙、黄、緑、青、藍、紫と七色に分かれます。
これは色それぞれの波長が異なるため、屈折によって光が分散されるためです。
この現象がダイヤ内でも起こります。
ダイヤ内に光が入射すると、光の中にある波長の異なる色が屈折によって分散されます。
上質のダイヤモンドを覗き込むと、いろいろな色の光線が発見できます。
これはダイヤ内でプリズム効果が発揮されているからです。
無色のダイヤに光が入射すると、反射した光は変色されることなくありのままの光線を放ちます。
しかし色のついたダイヤモンドの場合、ダイヤのカラーの影響を受けてしまい、光線を変色させるのです。
これがダイヤの美しさに影響します。
ダイヤが美しく輝くためには無色の方が望ましく、色のついたものは避けた方が無難です。
特に小粒のダイヤピアスの場合、その存在感を大きくアピールするために輝きは美しくあらねばなりません。
そんな意味もあり、ダイヤカラーは「D、E、F」にこだわるわけです。
鑑定機関にもこだわりを
そして最後に重要な選び方の要素のひとつ、鑑定機関についてお話しします。
ダイヤピアスの商品ページを見ると、ダイヤのグレード(4C)が記載されています。
そのグレードを鑑定した機関がどこかを確認する必要があります。
なぜか?
それは、ダイヤの品質にピンからキリがあるように、第三者鑑定機関もピンからキリまであるからです。
つまりダイヤの鑑定に対して厳しい鑑定機関もあれば甘い機関もあるのです。
例えば、ダイヤのカラーがある機関では「D」と鑑定されていても厳しい鑑定機関にもっていくと「F」と鑑定されたり、クラリティ「VS1」の鑑定が「SI1」と鑑定されたりするわけです。
それゆえ鑑定書添付と謳われていても、すべてが同じ品質とは言えないわけです。
ではどこの鑑定機関の鑑定書ならいいのか?
「中央宝石研究所」いわゆる「中宝研」の鑑定書なら間違いないでしょう。
業界でもトップクラスの鑑定機関で、鑑定においては最も厳しい基準で行われます。
この中央宝石研究所が発行した鑑定書が添付されたダイヤピアスなら間違いなく美しく輝くといえます。
選ぶとしたら中央宝石研究所が鑑定したダイヤピアスを選ぶのが間違いないといえるでしょう。
大きく見えるダイヤピアス
最後に
小粒のダイヤピアスを大きく見せる選び方について述べさせていただきました。
このページが参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、真に有難うございました。