慢性的な肩こり、腰痛はつらいものです。
いくらマッサージして楽になってもそれは一時的なもので、すぐに痛くなってしまう。
こんな痛みから早く解放されたい!
そう思うのは、一人や二人ではないでしょう。
たくさんの方が、このような悩みを抱えています。
私はストレッチを10年やっていますが、その経験から言わせてもらえば、肩こり、腰痛のそもそもの原因が骨盤の歪みだったということです。
骨盤の歪みが背筋の歪みを生み、それが肩の歪みにつながって体全体の歪みになっています。
それが原因で肩こりや腰痛になっているということです。
ストレッチを10年やってある程度の骨盤矯正ができたと思います。
そのおかげで肩こりや腰痛から解放されたことを考えると、やはり骨盤の歪みに原因があったと思わざるを得ません。
しかしこの骨盤の歪みをストレッチで治すのは、私の体験から言えばそんな簡単なことじゃありません。
なぜなら骨盤の歪み方は千差万別で、どのように歪んでいるのかわかりません。
ですからそれがわからない限り、治しようがないのです。
またわかったとしても、そのストレッチ法も歪み方によって変わってきます。
一様に同じストレッチ法では治らないのです。
では私がどのようにしてある程の骨盤矯正ができたか。
それは、ストレッチをやっているときに感じる筋肉の痛みとハリによって骨盤の歪み具合を確認しながら、ほとんど手探りの状態でストレッチを行った結果、改善したというわけです。
このページでは、骨盤の歪みやその程度をどのように発見し、どのようなストレッチを取り入れて骨盤の矯正ができたかをお話しさせていただきます。
参考にして頂ければ幸いです。
どのようにして骨盤の歪みに気づいたか
まず私が骨盤の歪みを疑ったのは、屈伸運動での時です。
屈伸運動とは、両足を肩幅に開いて立った状態から、そのまましゃがんで膝関節を2回曲げ、今度は立ち上がって膝関節を2回伸ばすという運動です。
気になったのは、立ち上がったときに伸ばす膝関節が、左右同時に伸ばせなかったことです。
右が先に伸び、左は後からというふうに、ほんの一瞬ずれるのです。
ほかに、踵を床につけたまましゃがんだ時、床からお尻までの距離が右の山と左の山とで若干違ったことです。
これは、鏡の前でやったときにはじめてわかったことで、自分の目で直接確認できません。
このようなことがわかって、はじめて骨盤の歪みを疑いだしたのです。
そこで私は骨盤矯正のためのストレッチに取り組んだわけですが、ではどのようなストレッチである程度改善できたか?
これについて次にお話しします。
目視ストレッチ
自分のストレッチをしている姿を直接見ることはできません。
それゆえ、本当に正しい姿勢でできているのかを確認できません。
そこで私は姿見を使い、自分のストレッチしている姿を確認しながら行ったのです。
これが目視ストレッチです。
鏡に映る自分の姿を見ながらストレッチをすると、いろいろなことがわかりました。
たとえば上体を後ろに反らすストレッチですが、自分では真後ろに体を反らしているつもりでも、実際に鏡を見てみると、大きく左に傾いて反らしているのがわかりました。
そこで、鏡を見ながら上体を真後ろに反らすようにストレッチをしました。
そうすると腰椎あたりに、今まで感じたことのない筋肉の痛みとハリを感じました。
この時思ったのは、今までは自分の反らしやすい角度で上体を反らしていたということです。
それゆえ、痛みもそれほどでなく、ハリも感じなかったわけです。
しかし真後ろに反らすことにより、別の筋肉の伸縮が行われたため、今まで感じたことのない痛みとハリを感じたというわけです。
そしてこれを続けることで新しく発見したのは、筋肉のハリや痛み具合で、骨盤がどの向きに歪んでいるかがわかるようになったことです。
この目視ストレッチを続けることで、筋肉のハリや痛みが左右均等になりはじめ、骨盤の歪み矯正に大いに役立ったといえます。
開脚上体反らしストレッチ
これもストレッチをしていて偶然骨盤の歪み具合を発見したストレッチ法ですが、やり方は開脚した状態で両手を前につき、そのまま上体を反らすという方法です。
このとき足の向きは、外側に向けた状態です。
このストレッチをやると、腰椎周りの筋肉の硬さが左右異なっているのがわかり、どの筋肉が硬いから骨盤が歪んでいるのかがハッキリわかったのです。
そしてこの状態から腰をゆっくり上下させて筋肉の伸縮を試み、左右の筋肉の柔らかさが均等になるまで毎日続けたのです。
そうすると時間はかかりましたが、次第に均等化し骨盤の歪みが多少は改善されたことと思います。
実際に歪み矯正をレントゲンで見たわけではありませんので確証はできませんが、自身の体感からそう思うのです。
このストレッチも骨盤矯正に大いに役立ったと思っております。
ウォーキング
次に、上の二つのストレッチをやりながら行ったのがウォーキングです。
ウォーキングも骨盤の歪みの微調整に非常に役立ったと思います。
背筋を伸ばし、正しいフォームでの歩行を意識することで、どの部分の筋肉が硬いため骨盤が歪んでいたのかがわかるようになりました。
その硬い筋肉を柔らかくしようと意識しながら歩行を続けますと、次第に筋肉が柔軟になっていくのを感じはじめ、骨盤の歪みが矯正されていくのがわかりました。
正しい歩行は姿勢の表れです。
姿勢が悪ければ歩行も悪くなります。
常に正しい姿勢での歩行を心掛けることで、骨盤の歪みも正されていったのではないかと思います。
まとめ
以上が、私がいかにして骨盤の歪みを発見し改善していったかです。
参考になりましたでしょうか。
骨盤の歪みは先述しましたように千差万別です。
人によってすべて異なりますので、このストレッチ法が万人に当てはまるものではありません。
参考程度にして頂ければ幸いです。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。