ダイヤラインネックレス 大きさ比較

ティファニーのTスマイルの影響か、最近ダイヤラインネックレスに注目が集まっています。

ダイヤが7~11個横並びに、少しカーブを描いてセッティングされた清楚なネックレス。

ゴテゴテしたデザインでなくシンプルな装いは、着けたものに上品さを感じさせる、少し高貴なネックレスといえるかもしれません。

さてこのラインネックレスには0.1ct~1.5ctまでの大きさがあり、年代、T.P.Oに合わせてそれを選ぶ傾向にあります。

そこで大きさを比較し、どの大きさのものがどの年代に相応しく、またどういう時と場所にはどの大きさのものが相応しいか考えてみたいと思います。

まずはラインネックレスの大きさ比較からご覧ください。

ラインネックレス カラット数一覧


0.1ct

0.2ct

0.3ct

0.4ct

0.5ct

0.8ct

1.0ct

1.5ct

使われているダイヤの数はまちまちですが、おおよそのイメージは把握できると思います。

ではまず年代別に見てみましょう。

30代~40代に相応しい大きさは

私の独断と偏見で意見を述べさせて頂きますと、30代~40代に相応しい大きさは0.1ct~0.5ctではないでしょうか。


0.1ct

0.2ct

0.3ct

0.4ct

0.5ct

若い世代に属する30代、大人の女性を感じさせる40代、ともに大きなダイヤでは嫌味に映る傾向にあります。

それゆえ少し大きさを控えたダイヤが適当だと思います。

また、それを身につける時・場所などにより、大きさの選び方も変わってきますね。

普段使い・カジュアル・フォーマル。

普段使いなら0.1ct~0.2ct、カジュアルなら0.3ct~0.4ct、フォーマルなら0.4ct~0.5ctといったところでしょうか。

ネックレスを選ぶときの基本は、それをいつ、どの場所で身につけるかを明確にイメージしなければなりません。

そうしないと、買ったはいいが着ける機会を失いかねません。

以上、30代~40代に相応しい大きさはこの通りです。

50代以上に相応しい大きさは

50代以上ですから、それ相応の大きさのダイヤが必要かと思われます。

よって、0.5ct~1.5ctぐらいの大きさがお似合いだと思います。


0.5ct

0.8ct

1.0ct

1.5ct

ボリューム感あり、存在感ありのこのネックレスならどこに着けていっても恥ずかしくありません。

カジュアルにフォーマルに、どんな場合にも対応できる大きさです。

ただし、普段使いにする場合はたとえ50代でもカラット数を落とした方がいいかもしれませんね。

普段するネックレスが仰々しくては、周囲が引いてしまうかもしれません。
また嫌味に映ることもあるかもしれません。

よって普段使いなら0.3ctあたりが適当ではないでしょうか。

以上、50代以上に相応しい大きさはこの通りです。

ラインネックレスを選ぶときの基準は?

では相応しい大きさが決まったとして、次に何を基準に選べばいいのか?

それはやはりダイヤですから輝き重視です。

輝いてこそダイヤといえますから、ラインネックレスも当然輝くものを選びたいものです。

では輝くダイヤとそうでないダイヤ、それをどうやって見分けるのか?

それはダイヤの品質を測る4Cを見ればそれが判別できます。

4Cとは、カラット(重さ)、カラー(色)、クラリティ(透明度)、カット(研磨・プロポーション)の頭文字をとってそう呼びます。

この中のクラリティとカットがダイヤが輝くうえで重要な要素となります。

そしてダイヤの美しさは、カラーが重要な要素となります。

これらを順に説明させて頂きます。

クラリティ

クラリティとはダイヤの透明度を表す指標で、透明度の高いダイヤほど輝きます。

ダイヤは天然鉱物ゆえ、必ずインクルージョン(内包物)が存在します。

このインクルージョンが多いダイヤは透明度が低くなり輝きが劣るわけですが、このインクルージョンの多い少ないのグレードを表したのがクラリティなのです。

クラリティは11段階にランク付けされます。

インクルージョンの全くないFL(フローレス)を最高とし、インクルージョンの量が増えるにしたがい、IF、VVS1、VVS2、VS1というふうにランク付けされるわけです。

ではダイヤが輝くためにはクラリティはどのランク以上のものがいいかというと、「SIクラス」以上のダイヤなら輝くといえます。

SIクラスというのは表でもおわかりのように、肉眼で発見が困難なほどインクルージョンが微小なため、光の透過にそれほど影響を与えることはありません。

しかしその下の「Iクラス」になると、肉眼での発見が容易なほどインクルージョンが大きいため、光の透過を邪魔し輝きを著しく落としてしまうのです。

言葉だけの説明ではわかりにくいと思いますので、実際に比較画像を見てみましょう。

左がSIクラス、右がIクラスのダイヤです。
明らかに透明度が違うでしょう。

このように、輝くダイヤを見つけるためにはクラリティがSIクラス以上のものにする必要があるのです。

カット

採掘されたダイヤの原石は、一見スリガラスのようです。

それが人間の手によってあのような素晴らしい輝きを放つ石になるのです。

そしてその方法が、ラウンドブリリアントカットというカット法です。

しかしラウンドブリリアントカットすれば何でも輝くというものではありません。

カットの良し悪しによって輝いたりそうでなかったりするのです。

Excellentカットされたダイヤに光が入射すると、光はダイヤ内で漏れることなく反射され、再びダイヤ外へ放射されます。これを全反射といいます。(下イラスト左参照)

しかしダイヤのカットが深すぎたり浅すぎたりすると、光は全反射せずダイヤ底部より漏れてしまい輝きが劣ることになるのです。

これがカットの良し悪しによる輝きの違いです。

ダイヤ内の光が全反射するためには、その理想となるプロポーションが存在し、それが以下の比率で構成されています。

ダイヤは、この構成比率に近くて研磨状態が良好なものから、Excellent、VeryGood、Good、Fair、Poorとランク付けされます。

ではダイヤが輝くためにはカットはどのランク以上のものがいいかというと、「Good」以上のダイヤなら輝くといえます。

FairやPoorカットのダイヤはプロポーションに問題があり、輝くとは言えません。

よって輝くダイヤを見つけるためには、カットがGood以上のものにする必要があるのです。

カラー

輝くダイヤの見分け方は理解できたと思います。

しかし輝くだけでなく、そこにプラス美しさも加えたいと望むならカラーも重要な要素です。

カラーはダイヤの色を表す指標で、無色のダイヤほど高くランク付けされます。

最近では、Very Light Yellowとかブラウンダイヤなどが販売されていますが、要は色のついたダイヤのことであり、価値的に見れば無色のダイヤより劣っていることになります。

ダイヤはやはり無色の方が美しく、美しく輝くダイヤを望むならカラーにもこだわりたいものです。

プリズム効果を発揮する無色のダイヤ

太陽光を含む白色光はプリズムを通せば赤、橙、黄、緑、青、藍、紫と七色に分かれます。

これは色それぞれの波長が異なるため、屈折によって光が分散されるためです。

この現象がダイヤ内でも起こります。

ダイヤ内に光が入射すると、光の中にある波長の異なる色が屈折によって分散されます。

上質のダイヤモンドを覗き込むと、いろいろな色の光線が発見できます。
これはダイヤ内でプリズム効果がなされているからです。

無色のダイヤに光が入射すると、反射した光は変色されることなくありのままの光線を放ちます。

しかし色のついたダイヤモンドの場合、ダイヤのカラーの影響を受けてしまい、光線を変色させるのです。

これがダイヤの美しさに影響します。
ダイヤに美しさを求めるなら無色の方が望ましく、色のついたものは避けた方が無難です。

ではダイヤが美しく輝くためには、カラーがどのランクのものがいいかというと「H」以上のものが望ましいといえます。

同じ「ほとんど無色」に属しているG、H、I、Jですが、IとJはその下の「わずかな黄色」のランクに近いこともあり、やはり幾分黄色く見えます。

プリズム効果にさほどの影響を与えないのは「Hカラー」以上のダイヤといえ、美しいダイヤを求めるならこれ以上のものを選ぶ必要があります。

選んでみよう 美しく輝くラインネックレス

上の条件に適ったラインネックレスを楽天で選んでみました。

参考までにご覧ください。

美しく輝くラインネックレス

Hカラー SIクラスのラインネックレス

カラーとクラリティは申し分ないダイヤですが、カットがGoodではありません。

輝きは劣りますが、カラー、透明感は十分です。

SIクラスのラインネックレス

透明度は申し分ないラインネックレスです。

まとめ

ダイヤラインネックレスの大きさの比較をまとめてみました。

また付録として選び方やそれに当てはまる商品を楽天より選びました。

参考になりましたでしょうか。

このページが皆様のお役に立てれば幸いです。

最後までお読み頂き、真に有難うございました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする