保存水の保管方法と保管場所

災害対策用に水を備蓄することは大切なことです。
備蓄の目安は、大人で1日一人3リットル。
1週間分だと21リットル必要になります。

家族4人だと80リットル必要になり、2リットル入りのペットボトルで40本。
6本入りの段ボールケースだと7ケースになります。

そこで問題になるのはその保管方法です。
この7ケースの備蓄水をどのように保管するかが問題です。

このページでは保存水の保管方法と保管場所についてお話しします。

保存水の保管方法

保存水を購入したら、あとは数か所に分けて段ボールケースを積み上げて保管すればそれで終わり!であってはなりません。
保管方法を間違えれば、せっかく買った保存水がパーになります。
そうならないため、保管方法も注意を払いましょう。

保存水は開封せずそのままの形で備蓄

保存水が送られてきたら中身を確認するために開封しますが、できたら開封せずにそのままの形で備蓄するのが望ましいのです。

保存水の場合、通常スーパーで販売されている段ボールケース入りのミネラルウォーターと違って、段ボールに手がけ穴があいておりません。

これはホコリや虫の侵入を防ぐためにそうしてあるのですが、同時に遮光と断熱の効果も考えてのことなのです。

段ボールにはもともと断熱効果があり、段ボール内の波形が空気層を作り、外気に影響されにくいような構造になっています。

家庭用備蓄水として、5年物、7年物といった保存水がありますが、これらは非常に繊細で、できれば外気の影響を受けないように保存することが望ましいのです。

そのため、備蓄水として開発された保存水の段ボールケースには手がけ穴さえ開いておらず、段ボール内は常に暗所で、しかも外の気温に左右されないようきれいに梱包されているのです。

保存水は、こういった保管ケースにも気を配る必要があるのです。

段ボールケースの下にすのこを敷く

段ボールケースに入った保存水ですが、そのまま直に床に置いてはいけません。
置けば床と段ボールの間に湿気がたまり、段ボールの腐敗につながります。

段ボールは紙ですから、もともと湿気を吸い取る習性をもっています。
湿気の多いところに置いておけば湿気を吸い取り、経年とともに段ボールは劣化していきます。

段ボールの劣化は、即 保存水の劣化につながります。
そうならないよう段ボールを直に置かず、まずすのこを敷いて、その上に段ボールを置くようにしましょう。

このようにすれば段ボールの痛み方はそれほど進行せず、中身の保存水も守れることになります。

できれば積み上げて保管しない

収納スペースに関係してきますので強くは言えないのですが、できれば積み上げての保管はやめておいた方がいいでしょう。

保存水の重さで下にある段ボールケースが傷みやすくなるばかりでなく、段ボール同士をくっつけて保管することで風通しが悪くなり、湿気がたまりやすくなります。

できれば段ボールを平置きし、それもくっつけないで少しずつ間隔をあけて置くようにすれば風通しがよくなり、湿気もたまりにくくなります。

保存水は風通しのいい環境で保存するのが望ましいのです。

保存水の保管場所

保管方法の次は保管場所です。
災害用保存水は、ミネラルウォーターと違って殺菌処理をしてペットボトルに封入してあるため、5年、10年といった保存が可能なのですが、非常に繊細であるため、環境の変化によって味も変わってきます。

そのため保管場所にも気を配らなければなりません。

暗所で風通しのいいところを選ぶ

災害用の保存水は直射日光を嫌いますから、できれば暗いところで保管してください。
そして風通しのいいところを選んでください。

保存水を入れている段ボールは紙ですから湿気を吸収する習性を持っています。
湿気を含んだ段ボールは弱くなり、次第にボロボロになってしまいます。

段ボールがボロボロになると、段ボールが果たしていた役目、断熱や遮光効果がなくなり中身の保存水も影響を受けることになります。

そうならないよう、保存水の保管場所は暗所で風通しのいいところを選んでください。

臭いのきついところは避ける

保存水を入れているペットボトルは空気を通します。
つまり外気の臭いの影響を水は受けてしまうのです。

何年も保管する保存水の周りに臭いのきついものがあると必ず臭いは保存水に移り、いざ使うときにそのにおいが鼻について、水がまずくなります。

保存水の保管場所の周りには臭いのきついものを置かないようにしましょう。

まとめ

災害用保存水を確保したらその保存方法と保管場所にも気を配りましょう。
安易にクローゼット内にしまい込んでは、せっかくの保存水が台無しになり、有事のときは使い物にならなくなります。

そうならないよう保存方法と保管場所には注意を払いましょう。

以下におすすめの保存水ご紹介します。
コストパフォーマンスから言っても断然お得な15年物保存水です。

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