30代妻への誕生日プレゼントにはダイヤネックレスを

30代の妻への誕生日プレゼントにネックレスをと考えている男性の方に御進言。
普段使いのネックレスは厳禁です。

30代の女性といえば子育ての真っ最中、そんな方へのプレゼントに普段使いのネックレスは厳禁です。子供を抱っこしたときに鎖を引っ掛けられ、ちぎられてしまいます。

プレゼントにするなら「普段使い」のネックレスより「よそ行き用」の一粒ダイヤのネックレスが最適です。

ダイヤリングはエンゲージリングとして奥様にお渡ししました。
しかしダイヤネックレスは、おそらく持っていないのではないでしょうか。

一粒ダイヤネックレスは、これから必要になります。
子供さんの入学式、卒業式など、着けていく機会が多くなります。

ほかに友人の結婚式や同窓会などに出席するときにも役に立ちます。

奥様の誕生日プレゼントにネックレスをとお思いなら、これからのことを考えて一粒ダイヤネックレスが最適だといえます。

30代女性に相応しいダイヤネックレスの選び方

これから奥様が参加するであろう行事のことを考えて、少しいいものを買いましょう。

たとえば子供さんの入学式。
入学式となれば、いわばお母さんデビュー。

どのお母さんもフォーマルウェアで身を包み、アクセサリーを身に着けています。
おそらくパールネックレスが多いはず。

その中で上質のダイヤネックレスを着けていれば、ひときわ目立ちます。
子供さんだって、お母さんがきれいなら鼻が高いでしょう。

ですがダイヤの大きさは控えめがいいですね。
30代女性が1カラットのダイヤネックレスを着けていれば、周囲は引きます。

0.3ctあたりが適当で、大きくても0.5ctですね。
年齢を考えて、ダイヤネックレスを選ぶことも必要です。

30代に相応しい0.3ctダイヤネックレス

少し小粒だけど、30代の女性にはピッタリの大きさ。
おしゃれなんだけど、これ見よがし感のない控えめなダイヤネックレス。
それが0.3ctのダイヤネックレスです。

友人の結婚披露宴でもこの控えめなダイヤネックレスなら大丈夫。
花嫁よりも目立ってなくて、それでいてしっかり存在感はアピールしています。

その0.3ctのダイヤネックレス。
ネットで見ればいろんな価格で販売されています。

男性から見れば、どれを選んでいいのかわからなくなりますね。

以下の商品は、ネットで安く販売されている0.3ctダイヤネックレスです。

価格的に2万~3万円台。
商品説明に表記されているのは、素材とカラット数、そしてダイヤの色を示すカラーと、透明度を表すクラリティの評価です。

ダイヤもきれいに写っているし、これを買っちゃおうかな~と思ってしまいますが、ちょっと待ってください。これらのダイヤに輝きは期待できませんよ。

なぜそれがわかるかというと、ダイヤのスペック(4C)の評価が低すぎるからです。

ダイヤには、美しく輝くダイヤと、輝くダイヤ、そしてあまり輝かないダイヤがあります。
ダイヤである以上、ある程度は輝きますが、ダイヤによって輝きの度合いが違うのです。

ここで選択の分かれ道です。

ご主人は、奥様にどのダイヤネックレスを贈りたいですか?
輝くダイヤですか?それともあまり輝かないダイヤですか?

このように質問されれば、当然輝くダイヤと答えるでしょう。
しかしほとんどの男性は、輝くダイヤを望みながら、あまり輝かないダイヤを購入しているのです。

なぜか?

それは、ダイヤの輝く仕組みをご存知でないから、ダイヤスペックのどこを見て判断すればいいかわからず、ただ商品画像がきれいに写っているという理由だけで、購入してしまうからです。

そこでご主人がそういう間違いを犯さないよう、元宝石商の私がダイヤが輝く仕組みと、輝くダイヤを選ぶためには、ダイヤスペックの何を見ればいいか解説させていただきます。

ダイヤが輝く仕組み

ダイヤは光の反射によって起こります。

これは誰もが知っていることです。
しかしダイヤの輝きの度合いがなぜ違うのかを知っている人は少ないと思います。

以下に、ダイヤ内の光の反射の仕方について、イラストでご説明します。
矢印は光の反射を表しています。

左のExcellentカットされたダイヤに光が入射すると、光はダイヤ内で全反射され再びダイヤから放たれます。しかしカットが深かったり浅かったりすると光は全反射されず、ダイヤの底部より漏れていくのです。

これがダイヤの輝きの違いになります。
つまり、ダイヤ内の光の反射が効率よく行われるか否かで輝きの度合いが違ってくるのです。

つまり輝きには、カットが重要な要素といえるのです。

カットはExcellentが最高で、次いでVeryGood、Good、Fair、Poorと評価されますが、ダイヤが輝くために最低限必要なランクはGoodで、これ未満のダイヤは輝きに期待がもてないといえます。

つまり輝くダイヤを選ぶためには、カットがGood以上必要というわけです。

クラリティの重要性

ダイヤスペックの内、ダイヤが輝くためにはカットがGood以上必要ということがおわかり頂けたと思います。

次に重要なスペックは、クラリティです。

クラリティとは透明度を表します。

ダイヤは天然鉱石であるゆえ、インクルージョン(内包物)が存在します。
そのインクルージョン(内包物)が少ないダイヤほど透明度が高くなり、よく輝きます。

ではクラリティがどの程度であれば輝くのかご説明しましょう。

以下の表のように、クラリティは11段階で評価され、FL(フローレス)を筆頭にインクルージョン(内包物)が少ない順にランク付けされています。

結論的に言いますと、ダイヤが輝くためにはクラリティが最低でもSI2以上が必要で、これ未満だとダイヤの輝きは期待できません。

クラリティがSIというのは、ダイヤ内のインクルージョン(内包物)が、肉眼で発見が困難なほど微小な時に評価されるもので、光の透過にさほどの影響を与えない程度なのです。

しかしその下のランクの「Iクラス」になると、肉眼でインクルージョン(内包物)の発見が容易な時に評価されるもので、ここまでダイヤが濁ると光の透過は著しく遮られることになります。

実際に、クラリティSIとIを比べてみますと、以下の写真のようになります。
明らかに透明度の違いが見て取れるでしょう。

つまり、ダイヤの輝きにはクラリティがSI以上必要で、それ未満だと輝きに期待はできないといえるのです。

0.3ctの輝くダイヤをお望みの方へ

以上の説明から、輝くダイヤに必要なのはカットがGood以上、クラリティがSI以上だとおわかり頂けたと思います。

そして先ほど紹介した2~3万円台の0.3ctダイヤネックレスには、輝きが期待できないこともおわかり頂けたと思います。

では、輝く0.3ctのダイヤネックレスはいかほどで売られているのか解説します。

輝く0.3ctダイヤネックレス

上のネックレスは、輝く条件がすべて揃った0.3ctのダイヤネックレスです。

カラーはHで、ランク的には上質といえ、クラリティがSI2、カットがGoodですから、間違いなく輝くダイヤです。

グレードが全く同じダイヤであっても、これだけの価格幅があります。

プラチナや18金などの地金にこだわらないとすれば、一番上の41,580円のダイヤネックレスがおすすめといえます。

何しろ一番安いネックレスですからね。

美しく輝くダイヤネックレス

そして次は、Dカラー、SI2、Excellentカットのダイヤネックレスです。

Dカラーとはカラー最高の色で、これ以上のものはありません。
カラーは無色を最高とし、ダイヤの美しさの象徴といえます。

無色のダイヤはどこまでも美しく、しかも濁りの少ないクラリティSI2、最高の反射率を誇るExcellentカットが施されたダイヤネックレスだから、本当に美しいダイヤネックレスといえます。

さらに特筆すべきは、ハート&キューピットが出るダイヤネックレスということ。

ハート&キューピットとは、プロポーションとシンメトリ(対称性)の良い最高のカットをダイヤに施した場合、8つのハートとアロー像が特殊スコープで確認できるのです。

このような像を確認できたダイヤは、クラリティとカラーが2~3段階アップして見える極上のダイヤモンドになるといわれています。

最高の美しいダイヤをお求めなら、このネックレスがおすすめです。

0.3ctダイヤネックレス まとめ

ダイヤモンドはピンからキリまであり、同じ0.3ctダイヤなのにこれだけの価格幅があります。

ここまでの価格幅があると、素人が選択に迷うのは当然です。
しかしこれまでの説明を読むと、迷わずに選ぶことができると思います。

奥様に贈られるダイヤネックレスをお選びください。
あとは、ご予算との相談になります。

40代~50代までできる0.5ctダイヤネックレス

先のことを考えて、思い切って0.5ctのダイヤネックレスにするのもアリです。

30代では似合っていた0.3ctダイヤも、歳を重ねて40代、50代になると小さく感じます。
やはり年相応の大きさのダイヤが欲しくなります。

その時を見越して、ご主人が奥様に買ってあげるのです。

0.5ctのダイヤネックレスは小さすぎず大きすぎない、ちょうどいい大きさのネックレスで、世代を超えて人気があります。

30代の女性が身に着けても決して大きく見えませんから、先々のことを考えて0.5ctのダイヤネックレスを選ぶのもいいかもしれません。

では例によって、輝く0.5ctのダイヤをご紹介させていただきますが、その前に、値段を比較するために、まず輝きの期待できない0.5ctダイヤネックレスをご紹介させていただきます。

価格的には、4万円台~7万円台で販売されています。
しかしすでにご承知のように、これらのダイヤに輝きは期待できません。

では次に輝く0.5ctダイヤネックレスをご紹介します。

輝く0.5ctダイヤネックレス

まずは、Hカラー、SI2、Goodカットの0.5ctダイヤネックレス。
お値段が109,800円です。

オーソドックスな6本爪で留められたダイヤネックレスで、存在感と輝きは文句なし。
歳を重ねても十分着けられる大きさと輝きのダイヤネックレスです。

次は、同じグレードのダイヤで、こちらはクールな1点留めのダイヤネックレスです。
ダイヤの露出が多い分輝きも大きく感ぜられ、なにより1点留めはかっこよく周囲の目を惹きやすいデザインだといえます。
値段は同じく109,800円です。

最後にDカラー、SI2、Excellentカットでハート&キューピットが出るダイヤネックレスです。
これだけのスペックだけあって、お値段は197,052円という高価格。

しかし最高の0.5ctダイヤネックレスといえます。

やはり輝くダイヤと輝かないダイヤとでは、価格にかなりの開きがありますね。

ダイヤは輝きが命ですから、選ぶとしたらやっぱり輝くダイヤにしたいものです。

この中でどれを選ぶかはご主人次第です。
どれをとっても身に着けて恥ずかしくない輝くダイヤばかりです。
ご予算に合わせてお選びください。

まとめ

いかがだったでしょうか。
参考になりましたでしょうか。

ダイヤ選びは素人には難しいものです。
大切な奥様にプレゼントするのですから、慎重にならざるを得ません。

このページが少しでも貢献できたなら幸いです。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。

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