60代母に贈るダイヤネックレスの選び方

自分たちを育ててくれた母に、何かプレゼントをとお考えの息子、娘さん方にご提案です。

一粒ダイヤネックレスを贈ってあげてください。

女60代、夫に仕え家計をやりくりし、その中で懸命に子供を育ててきました。

欲しいものも子供のために我慢し、子供優先にお金を使ってきたことでしょう。
おそらくあまりおしゃれも楽しめなかったんじゃないかと思います。

そんな60代のお母さまに感謝を込めて、一粒ダイヤネックレスを贈るのです。

ネックレスならサイズがありませんから、サイズ情報をお母さまに聴く必要もなく、また一粒ダイヤネックレスはどの年代にも受け入れられるシンプルなデザインだから、お母さまもきっと気に入ってくれるはずです。

そしてわが子から、夢想だにしないダイヤネックレスを贈られて、お母さまは喜んでくれるに違いありません。

そして気遣ってくれるでしょう。
「高かったでしょ。ありがとう」って。

女性にとって、ダイヤモンドはいくつになっても憧れです。
例え60代であってもその気持ちは変わりません。

そうです。ダイヤネックレスは、お母さまを喜ばす最大のプレゼントなのです。

一粒ダイヤネックレスの選び方

お母さまにプレゼントする一粒ダイヤネックレス。
まず決めるべきは、ダイヤの大きさです。

60代ですから、0.3カラットあたりでは貧相に映ります。
できれば0.5カラット以上がおすすめといえます。

1カラットのダイヤでもいいのですが、お母さまによってはそんな大きなものは恥ずかしい、もう少し控えめなものがいいとおっしゃる方もいますので、私としては0.5ctが適当な大きさだと思います。

比較写真を見てもそれほど大きさが変わらない感じですが、顔の大きさや首の太さによってダイヤが大きく見えたり小さく見えたりしますので、お母さまの輪郭や首回りなどを考慮して慎重に選ぶのがいいと思います。

お母さまにプレゼントするなら輝くダイヤを

ダイヤは輝きが命です。
輝いてこそダイヤといえます。

お母さまにプレゼントするダイヤなら、当然輝くダイヤネックレスにしたいものです。
しかしダイヤによっては、よく輝くものと、そうでないものとがあるのです。

そこで元宝石商の私が、輝くダイヤとあまり輝かないダイヤとの見分け方をご説明します。

よく輝くダイヤの条件

同じ0.5ctのダイヤなのに、高いものと安いものとがありますね。
これはダイヤの質が高いか低いかによって付けられます。

輝きも同じで、ダイヤの質が高いものはよく輝き、低いものはあまり輝かないのです。

ダイヤには質を表すスペック(4C)があります。
ダイヤの重さを表すカラット、ダイヤの色を表すカラー、ダイヤの透明度を表すクラリティ、ダイヤの研磨状態を表すカット。

これらの内、ダイヤが輝くためにはクラリティ(透明度)とカット(研磨)が重要になってきます。

クラリティ(透明度)の重要性

濁りのない透明度の高いダイヤほど輝きます。

その透明度を測る指標をクラリティといい、
そのクラリティは最高をFL(フローレス)とし、以下10段階に区分けされます。

ダイヤが輝くためにはクラリティがSI以上必要で、それ未満の評価だとダイヤは輝きません。

ダイヤモンドは天然鉱石であるため、インクルージョン(内包物)が必ず存在します。

そのインクルージョンの量や位置によってクラリティの評価が決められますが、SIは肉眼でインクルージョンの発見が困難な時につけられる評価で、これは光の透過にそれほどの支障をきたさない程度のものなのです。

しかしその下のIになると、インクルージョンが光の透過を遮り輝きが劣ることになるのです。

実際のSIとIの比較画像を見てみましょう。
明らかに透明度の違いが見て取れるでしょう。

このように、ダイヤが輝くためにはクラリティがSI以上必要なわけです。

カット(研磨・プロポーション)の重要性

ダイヤモンドは磨かなければただの石です。
ダイヤは、カットがあってこそ初めて輝くのです。

しかしこのカットの出来具合によって、輝いたりそうでなかったりします。

以下イラスト使って、ダイヤの輝く仕組みを解説します。
矢印は光の反射の方向を示しています。

ダイヤの輝きは光の反射によって起こりますが、Excellentカットされたダイヤに光が入射した場合、光はダイヤ内で全反射され再び外部に放射されます。

しかし、ダイヤのカットが深すぎたり浅すぎた場合、光はダイヤ底部より逃げ輝きが劣ることになるのです。

これがカットによる輝きの違いです。

カットはExcellentを筆頭に5段階に分けられます。

ダイヤが輝くためにはExcellentまではいかなくとも、最低でもGoodが必要なのです。

カラーについて

クラリティとカットの重要性についてご理解いただいたと思いますが、ここでカラーについてお話ししたいと思います。

カラーはダイヤの色を表し、無色なほど希少性があって高値が付けられ、ランクが下がっていくに従い黄色味がかってきます。

ランクはDを最高として以降E、F、G、Hと続きます。

私がおすすめできるのはHまでで、それ未満は黄色味がかってあまりおすすめできません。

私は、ダイヤのカラーはダイヤの美しさの象徴としてみており、無色のダイヤほど美しいものはありません。よって黄色味がかったダイヤは美しさに欠けるといえ、できればHカラー以上のダイヤが望ましいといえます。

輝くダイヤネックレス

お母さまのプレゼントに相応しい一粒ダイヤネックレスをご紹介します。

0.5ct~1.0ctまでご紹介して参りますが、最初に安く販売されているダイヤネックレスを掲載し、そのあとに輝く要素を満たしたダイヤネックレスをカラット数ごとに掲載しています。

価格比較が容易にできると思いますので、参考にして下さい。

0.5ctダイヤネックレス

ネットで販売されている0.5ctのダイヤネックレスです。

商品説明のHカラー、Iクラスとは、ダイヤのカラーとクラリティを表しています。

なお、カットに関する表記はありません。
つまり、表記できるほどのカットではないということです。

これらがネットで安く売られている0.5ctダイヤネックレスです。
残念ながらこれらのダイヤには、輝きを期待できません。

よって、お母さまのプレゼントには相応しいとは言えません。

以下に、輝く0.5ctダイヤネックレスをご紹介します。

輝く0.5ctダイヤネックレス

これら0.5ctのダイヤネックレスは間違いなく輝きます。
その中でもDカラー、Excellentカット、ハート&キューピットを有したものがあり、輝きだけでなく美しさも感受できる素晴らしいダイヤネックレスです。

ハート&キューピットとは、プロポーションとシンメトリ(対称性)の良い最高のカットをダイヤに施した場合、8つのハートとアロー像が特殊スコープで確認できるのです。

このような像を確認できたダイヤは、クラリティとカラーが2~3段階アップして見える極上のダイヤモンドになるといわれています。

値段は12万~18万台ですが、どれもお母さまのプレゼントに相応しいネックレスといえます。

0.7ctダイヤネックレス

ネットで販売されている0.7ctのダイヤネックレスです。
平均的に7万円~8万円台で販売されています。

これらのダイヤネックレスも、クラリティSI、カットGood以上なく、よって輝きに期待できないということです。つまりお母さまのプレゼントとしてはあまり相応しくありません。

私が楽天市場で見つけた質の高い0.7ctのダイヤネックレスをご紹介します。

輝く0.7ctダイヤネックレス

この0.7ctダイヤネックレスはお買い得です。
上の0.7ctダイヤネックレスの価格にわずか3万円プラスするだけで、輝くダイヤネックレスが買えるのです。

カラーはHと申し分なく、クラリティSI2、カットGoodでダイヤの輝く要素が揃っています。

上記の0.5ctダイヤネックレスの同じグレードのものより少し値段が高くなっているだけで、値段的に非常にお得だといえます。

そしてお母さまのプレゼントしても最適だといえます。

1ctダイヤネックレス

ネットで販売されている1ctダイヤネックレスです。
いずれも10万円台で販売されています。

K18WG 1ct
Hカラー・I1クラス

118,875円(税込)

K18WG 1ct
Hカラー・I1クラス

119,521円(税込)

PT999 1ct 鑑別書付
Hカラー・I1クラス

119,545円(税込)

PT900 1ct 鑑別書付
Hカラー・Iクラス

121,560円(税込)

ご説明するまでもなく、これらのダイヤも輝きに期待は持てません。

以下に、輝く1ctダイヤネックレスをご紹介します。

輝く1ctダイヤネックレス



まとめ

いかがだったでしょうか。
参考になりましたでしょうか。

気持ち的に、お母さまは、わが子からのプレゼントならどんなプレゼントであれ喜んでくれるでしょう。

プレゼントはモノではなく、あくまで心ですから。

皆さまの、お母さまへの心からのプレゼント選びに、貢献できれば幸いです。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。

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