誰もがあこがれる1カラットのダイヤネックレス。
できるだけ安く買いたいと思うのは、みな同じです。
ですが、安物買いの銭失いという言葉があるように、買って後悔するようなような買い物はやめた方がいいのです。
1カラットのダイヤネックレスが、安いもので10万円台で売られています。
これなどは買えば必ず後悔する商品です。
なぜならば輝かないからです。
皆さんはダイヤモンドに何を期待しますか?
輝きですか?
それともダイヤの大きさですか?
ダイヤの大きさを重視する人にとっては、この10万円台のダイヤネックレスが相応しいと思いますが、輝きを少しでも期待する人にとっては、まさに銭失いの商品です。
全く輝かないダイヤというものは存在しません。
ダイヤである以上ある程度は輝きます。
しかしダイヤ本来の輝き。
ダイヤモンドの奥底から反射される、あのキラキラした輝き。
クリスタルガラスの輝きとは似ても似つかないほどの美しい輝き。
そんな輝きが、10万円台のダイヤネックレスにはないのです。
では、なぜないのか?
答えは明白です。
カットが悪いからです。
ダイヤの輝きはご存知のように光の反射によって起こります。
しかしその反射の仕方が悪いと、ダイヤの輝きが劣ります。
そしてその反射の仕方は、カットの出来如何によって変わってきます。
以下のイラストは、ダイヤ内の光の反射経路を表しています。
Excellentカットされたダイヤに光が入射すると、光はダイヤを通り抜けることなくダイヤ内で反射され、再びダイヤの上部から放射れます。(左イラスト参照)
これを全反射といいます。
しかしダイヤのカットが深すぎたり浅すぎた場合、光は全反射せずダイヤの底部より漏れてしまい、輝きが劣ることになるのです。
10万円台の1カラットダイヤネックレスに使われているダイヤはまさにこれで、全反射しないダイヤばかり使われているのです。
ダイヤモンドを見るとき、最も重要な要素はカットです。
カットが悪ければ、他のクラリティ、カラーのグレードがいくら良くてもダイヤは輝きません。
カットはExcellent、Very Good、Good、Fair、Poorと5段階で評価されますが、ダイヤが光を全反射するには最低でも「Goodカット」以上必要です。
しかし10万円台のダイヤネックレスの場合、カットはFairかPoorのものばかりです。
輝くはずがないのです。
輝くダイヤの条件
ダイヤが輝くうえでもう一つ重要な要素がクラリティ。
クラリティとは透明度を表し、透明度の高いダイヤほど輝きます。
当然ですね。
すりガラスが輝かないように、透明度のないダイヤが輝くはずがありません。
クラリティは11段階に評価されます。
ではどのランクであればダイヤが輝くかというと、SIクラス以上であればOKです。
このランクは、インクルージョン(内包物)の発見が肉眼では困難なほど微小なため、光の透過にあまり支障をきたさない程度なのです。
しかしこの下のIクラスになると、インクルージョンの発見が肉眼で容易なほど大きく目立つため、光の透過を邪魔し輝きに支障をきたすのです。
では実際に、SIクラスとIクラスのダイヤを見比べてみましょう。
透明度の違いがはっきりと見て取れるでしょう。
このように、ダイヤの輝きはクラリティ(透明度)も大きく関係しており、輝くダイヤを求めるとしたらSI2以上のものを選択することです。
ちなみに、10万円台の1カラットダイヤネックレスの場合、クラリティはIクラスのものばかりです。
それゆえ、絶対買ってはいけないのです。
輝く1ctダイヤネックレス
楽天で販売している、私が見た中での最安値の1ctダイヤネックレスです。
すべて輝くダイヤを使っています。
お値段が279,800円(税・送料込)と少々高いですが、いいものはこれくらいするもんです。
試しに、楽天やamazon、Yahooショッピングでこれと同じグレードのものを探してみてください。
このダイヤネックレスがいかに安いかおわかり頂けるはずです。
まとめ
ダイヤネックレスはピンからキリまであり、ある程度の妥協が必要です。
しかし絶対に譲れないものはダイヤの輝きです。
ダイヤは輝きこそが命です。
この点だけは妥協してはいけません。
1カラットのダイヤネックレスだけは、少々無理してでも上のクラスのものを買うことをおすすめします。
このページがダイヤネックレス購入に役立てれば幸いです。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。