揺れるたびに中石がキラキラ輝く魅力的なネックレス、ダンシングストーン。
クロスフォー社が開発し、ジュエリー業界を席巻したほどその売れ行きは爆発的なものでした。
発売当初、中石にはキュービックジルコニアが用いられ、地金もシルバー925とアクセサリー感が強かったのですが、次第にダイヤやルビーといった宝石が中石に使われるようになると、地金もk18やプラチナに代わり、今ではジュエリー感が強くなってきています。
しかしダイヤやルビーといった宝石を中石に使った場合、ある条件を満たさないとジルコニアのようなキラキラ感がダンシングストーンには現れないという事実があるのです。
このページでは、ダンシングストーンの中石にルビーを使った場合、どんな条件を満たせばダンシングストーンの持ち味を発揮できるか、それを述べてみたいと思います。
中石が小さければ揺れが確認できない
中石がわずかな振動でも揺れるため、それによって発生する光の反射でダンシングストーンはよく輝くわけです。
しかし中石が小さければどうでしょう。
揺れは確認できず、光の反射もわからないということになります。
クロスフォー社が最初発売したのは、キュービックジルコニアのダンシングストーンでした。
そのジルコニアの大きさは直径にして5～6.5㎜ほどのもので、ダイヤのカラット数に換算すると、0.5～1.0ctあたりです。
なぜこの大きさにしなければならなかったのか推察すると、おそらくこれ未満だと中石の揺れも輝きも確認できなかったからだと思います。
揺れて輝くのがダンシングストーンの持ち味であり魅力です。
しかし揺れているのがわからないとなるとダンシングストーンとして意義がなくなり、通常のストーンネックレスと何ら変わらないということになります。
つまりダンシングストーンの揺れがわかるのは、カラット数にして0.5ct以上、大きさにして直径5㎜以上必要だということです。
すなわちこれ未満では、ダンシングストーンとしての意味がなくなるわけです。
ルビー0.5ct以上必要
つまりルビーをダンシングストーンの中石にする場合でも同じことが言えるわけです。
小さすぎるルビーでは揺れがわからず、通常のルビーネックレスと何ら違いがありません。
これではダンシングストーンと呼べないわけです。
ダンシングストーンを選ぶときに重要なのは、ルビーの大きさ。
0.5ct以上か、もしくは直径5㎜以上のルビーが付いたものを選ばなければなりません。
輝きは透明度に依存する
次に大事なのはルビーの透明度。
クロスフォー社が開発したダンシングストーンにはキュービックジルコニア装填されていました。
そしてそのジルコニアにはクロスフォーカットが施され、中身はインクルージョンが全くない無色透明のもの。
そのためこのジルコニアは揺れるたびによく輝き、見る者を魅了したのです。
ルビーも同じです。
インクルージョンの多いルビーは光の透過を妨げ、輝きに悪影響を与えます。
そのようなルビーはたとえ揺れても光を反射せず、ただ揺れているだけのルビーとして認知されるだけです。
揺れても輝かないダンシングルビーネックレス。
これでは人を魅了するわけがありません。
それゆえルビーをダンシングストーンに装填する場合、透明度は絶対の条件といえます。
まとめ
ダンシングストーンに合うルビーの本質について述べさせて頂きました。
ダンシングストーンの中石にルビーをセッティングする場合、その条件は0.5ct以上か、直径5㎜以上のもの。
そして透明感のあるものでないと、その役目は果たしえないといえます。
それゆえ見つけるのは困難といえますが、クレサンベールのルビーならこの条件に合致します。
京セラのクレサンベールは再結晶宝石で、天然宝石とまったく同じ成分です。
しかし品質的には天然の上をいく存在ですからダンシングストーンの中石にピッタリだといえます。
最後に、クレサンベールのダンシングルビーネックレスを紹介し、このページを閉じたいと思います。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。