ピアスダイヤチャームの選び方

お手持ちのピアスを揺れるダイヤピアスに転換できるダイヤチャーム。

普段に使うピアスをグレードアップして使いたいときなど、このダイヤチャームは役立ちます。

このダイヤチャームには2種類あって、一つは丸環型のダイヤチャーム。

これはフープピアスに用いられることが多く、丸環にフープを通して使うと揺れるダイヤピアスに転換できます。

そしてもう一つはチェーン型ダイヤチャーム。

チェーンの先にダイヤがセッティングされたチャームで、これはノーマルなピアスに用いられ、ピアス本体とキャッチの間に挟む形で装着します。

耳下にダイヤのついたチェーンがぶら下がったような形になり、ダイヤは振り子のように揺れて輝きます。

この二つが概ねダイヤチャームの主なデザインですが、選ぶにあたって少々注意しなければならない点があります。

それはダイヤの輝きです。

そのダイヤが果たして本当に輝くのかどうかを確認しなければ、ネットでは怖くて購入できません。

確かに天然ダイヤモンドだから輝くのは輝きます。

しかし輝く度合いがダイヤの品質によって異なるため、品質をよ~く確かめる必要があるのです。

このページではダイヤチャームを選ぶにあたってのダイヤの品質についてお話ししたいと思います。

ダイヤの輝く条件

ダイヤは輝きが命です。

輝いてこそダイヤといえます。

それゆえダイヤアクセサリーを購入するなら、輝く条件を満たしたダイヤを購入しなければなりません。

ではどのような品質のダイヤが輝くのか。

それを順次説明させていただきます。

ダイヤの輝きには透明度とカットが重要

ダイヤにはその価値を表す4C評価なるものがあります。

4Cとは、カラット(重量)、カラー(色)、クラリティ(透明度)、カット(研磨・プロポーション)の頭文字をとってそう呼びます。

この4Cの評価によってダイヤの価値がきまるわけですが、ダイヤが輝くためにはクラリティ(透明度)とカット(研磨)が重要な要素で、これらのでき如何によって輝いたりそうでなかったりするのです。

では順番に4Cについて説明させていただきます。

クラリティについて

濁りのない透明度の高いダイヤほど輝きます。

その透明度を測る指標をクラリティといい、
そのクラリティは最高をFL(フローレス)とし、以下10段階に区分けされます。

ダイヤが輝くためにはクラリティがSI以上必要で、それ未満の評価だとダイヤは輝きません。

ダイヤモンドは天然鉱石であるため、インクルージョン(内包物)が必ず存在します。

そのインクルージョンの量や位置によってクラリティの評価が決められますが、SIは肉眼でインクルージョンの発見が困難な時につけられる評価で、これは光の透過にそれほどの支障をきたさない程度のものなのです。

しかしその下のIになると、インクルージョンが光の透過を遮り輝きが劣ることになるのです。

実際のSIとIの比較画像を見てみましょう。
明らかに透明度の違いが見て取れるでしょう。

このように、ダイヤが輝くためにはクラリティがSI以上必要なわけです。

カットについて

ダイヤモンドは磨かなければただの石です。
ダイヤは、カットがあってこそ初めて輝くのです。

しかしこのカットの出来具合によって、輝いたりそうでなかったりします。

以下イラスト使って、ダイヤの輝く仕組みを解説します。
矢印は光の反射の方向を示しています。

ダイヤの輝きは光の反射によって起こりますが、Excellentカットされたダイヤに光が入射した場合、光はダイヤ内で全反射され再び外部に放射されます。

しかし、ダイヤのカットが深すぎたり浅すぎた場合(Fairカット以下)、光はダイヤ底部より逃げ輝きが劣ることになるのです。

これがカットによる輝きの違いです。

ダイヤ内の光が全反射するためには、その理想となるプロポーションが存在し、それが以下の比率で構成されています。

ダイヤは、この構成比率に近くて研磨状態が良好なものから、Excellent、VeryGood、Good、Fair、Poorとランク付けされます。

ではダイヤが輝くためにはカットはどのランクのものがいいかというと、「Good」以上のダイヤです。

FairやPoorカットのダイヤはプロポーションに問題があり、輝くとは言えません。

よって輝くダイヤを見つけるためには、カットがGood以上のものにする必要があるのです。

美しいダイヤを求めるなら

輝くダイヤの見分け方についてご理解頂けたと思います。

しかしさらに美しさも求めるならカラーにもこだわりたいものです。

カラーはダイヤの色を評価したもので、無色のダイヤほど高い価値が付けられます。

最近ではVery Light Brownなどのダイヤも販売されていますが、要は色のついたダイヤのことであり価値的に見れば無色のダイヤより劣っていることになります。

ダイヤはやはり無色のものが美しく、美しいダイヤをお望みならカラーにもこだわった方がいいと思います。

プリズム効果を発揮する無色のダイヤ

太陽光を含む白色光はプリズムを通せば赤、橙、黄、緑、青、藍、紫と七色に分かれます。

これは色それぞれの波長が異なるため、屈折によって光が分散されるためです。

この現象がダイヤ内でも起こります。

ダイヤ内に光が入射すると、光の中にある波長の異なる色が屈折によって分散されます。

上質のダイヤモンドを覗き込むと、いろいろな色の光線が発見できます。
これはダイヤ内でプリズム効果がなされているからです。

無色のダイヤに光が入射すると、反射した光は変色されることなくありのままの光線を放ちます。

しかし色のついたダイヤモンドの場合、ダイヤのカラーの影響を受けてしまい、光線を変色させるのです。

これがダイヤの美しさに影響します。
ダイヤに美しさを求めるなら無色の方が望ましく、色のついたものは避けた方が無難です。

ではダイヤが美しく輝くためには、カラーがどのランクのものがいいかというと「H」以上のものが望ましいといえます。

同じ「ほとんど無色」に属しているG、H、I、Jですが、IとJはその下の「わずかな黄色」のランクに近いこともあり、やはり幾分黄色く見えます。

プリズム効果にさほどの影響を与えないのは「Hカラー」以上のダイヤといえ、美しいダイヤを求めるならこれ以上のものを選ぶ必要があります。

まとめ

以上、ダイヤの輝きと美しさについてお話ししました。

ダイヤが輝くためには、クラリティがSIクラス以上、カットがGood以上必要で、なおかつ美しさも求めるならカラーがH以上のものが必要になります。

この条件をクリアしたダイヤが装填されたチャームを選べば問題ないわけですが、ダイヤチャームという製品ゆえか、ダイヤの品質にこだわったものが少ないのです。

つまりダイヤの品質表示はされずに販売されているダイヤチャームがほとんどというのが現状というわけです。

ですがその中でも数少ない品質表示のダイヤチャームがありましたので、そちらの商品を紹介し、このページを閉じたいと思います。

このページが参考になられましたら幸いです。

最後までお読みいただき、真に有難うございました。

品質表示のダイヤチャーム

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