ダイヤリングにしろネックレスにしろ、ダイヤ製品はネットで購入するのが一番安いのです。
それは、中間マージンを一切省いたためにできるコスト削減と、価格比較が容易にできるネット社会の価格競争によるものが大きいのです。
ネット社会では価格比較が容易にできるため、消費者はより安いダイヤ製品を求めてあらゆるサイトを探しまわります。
実店舗では手間と暇がかかるため、ある程度のところで妥協しダイヤ製品を選ぶのですが、ネットではクリック一つで他店舗へ移動できるため、どの製品がよく、そしてより安いかを見極めることができます。
それゆえ出品するどのお店も、どこよりも安く売りだそうとしますから、自然と商品の価格が下がっていくのです。
ダイヤ製品がネットで買うのが一番お得なのはこういう理由からです。
しかしネットでダイヤ製品を買う最大のデメリットは、実際に手に取って見れないことです。
美しさを競うダイヤモンドを手に取って見れないというのは致命的です。
それでは、ダイヤ製品をネットでは買わない方がいいのかというと、そうではありません。
ダイヤ、とりわけブリリアントカットされたダイヤモンドには4Cというダイヤの価値を測る指標がありますので、それを基準に選べば問題はありません。
あとはお店の信頼性をみて、信用できるお店で購入することです。
前置きが長くなりましたが、このページではダイヤリング、とりわけ人気のある1カラットダイヤリングのネットでの選び方を特集し、解説いたします。
10万円台の1カラットダイヤリングは買うな
テレビショッピング、ネットショッピングなどで、1カラットダイヤリングは、10万円台でよく売られています。
プラチナ 1.0ct 143,595円(税込) |
プラチナ 1.2ct 181,171円(税込) |
プラチナ 1.5ct 233,672円(税込) |
販売価格は、大体14万~19万円台ですね。
1.5ctになれば20万円台になります。
ですが、これらのダイヤリングに輝きは期待できません、残念ですが。
皆さんは、ダイヤに輝きを求めませんか。
美しさを求めませんか。
少しでもそんな想いがあるのなら、このような1カラットダイヤリングを買うのはやめましょう、必ず後悔しますから。
ではどんなダイヤを選ぶといいのでしょうか。
実はダイヤが輝くためには、ある条件が整わないといけないのです。
ダイヤが輝く条件とは
ご存知のように、ブリリアントカットされたダイヤには4C評価があり、カラット、カラー、クラリティ、カットの頭文字をとって4Cというのですが、ダイヤが輝くためにはこの内のクラリティとカットが重要な要素といえるのです。
ではなぜクラリティとカットが重要なのかご説明します。
クラリティとは
クラリティとはダイヤの透明度を測る指標で、以下の表のようにFL(フローレス)を最高としてIF、VVS1、VVS2、VS1,・・・と続きます。
クラリティは、ダイヤ内のインクルージョン(内包物)の量や位置によってその評価は変わります。ダイヤは天然の鉱物であるため内包物があるのは当然で、それが少ないと希少価値とみなされ評価が上がるわけです。
このズラッとあるランクの中でダイヤが輝くためには、クラリティSI2以上のランクがなくてはいけません。
クラリティSIとは、インクルージョン(内包物)の存在が10倍のルーペでは発見できても、肉眼では困難なレベルということです。
これはどういうことかというと、光の透過を邪魔しないということです。
ダイヤは光の反射によって輝きます。
ダイヤ内に入射した光が、ダイヤ内で反射されて光りを放つのです。
ですが、インクルージョンがたくさんあると、その光の透過を邪魔し、ダイヤの輝きは劣るということになるのです。
以下の画像は、SIクラスのワンランク下の、Iクラスのダイヤネックレスです。
しかしSIクラスのダイヤの場合、Iクラスのものより透明度がありますから、光の透過をそれほど遮ることはありません。
以下のSIクラスとIクラスのダイヤの比較画像をご覧ください。
一目瞭然、明らかに透明度がSIクラスのダイヤが優っているのがわかるでしょう。
以上のことから、ダイヤが輝くためにはクラリティSI以上が必要というわけです。
カットとは
カットはダイヤの研磨・プロポーションのことをいい、唯一人間の手が加えられる要素で、カットの良し悪しで輝きが変わってきます。
カットの最高をExcellentといい、Verygood、Good、Fair、Poorと続きます。
ダイヤの輝きは光の反射によって起こることは先ほど申し上げました。
ではその仕組みはどのようであるか、イラストをもって解説させていただきます。
ダイヤ上方より入射した光はダイヤ内で反射されます。
Excellentカットされたダイヤに入射した光は、イラストの左図のように全反射されます。
全反射とは、すべての光がダイヤの下方より逃げることなく反射され、再びダイヤ上方に放たれるということです。
しかしダイヤのカットが浅すぎたり深すぎた場合、いわゆるプロポーションが不完全な場合、光りは全反射されずダイヤ下方より逃げ、輝きが劣ることになるのです。
これらのダイヤは、グレード的にはFair以下に当たります。
つまりダイヤが輝くためにはExcellentまではいかなくとも、カットは最低Good以上必要なわけです。
1カラットダイヤリングに求めるもの
以上の説明からおわかり頂けるように、ダイヤが輝くためにはクラリティSI以上、カットGood以上必要です。
つまり1カラットのダイヤリングを探すときは、まずこの条件をクリアしたものに限定しなければいけないのです。
そしてさらに、輝きのほかに美しさもダイヤに求めるなら、カラーにもこだわる必要があります。
カラーとは
カラーとはダイヤモンドの色のことをいい、無色透明が最高で、質が落ちるほど黄色味がかってきます。評価はDが最高で、E、F、G、H・・・と続きます。
無色透明のダイヤはプリズムのようにあらゆる色の光を反射させ、見るものをうっとりさせるほど、まばゆく美しく輝きます。
ダイヤに、輝きのほかに美しさも求めるなら、このカラーは決して無視できない要素です。
もし仮に、1カラットダイヤリングに美しさを求めるなら、Hカラー以上がおすすめできるものです。Iカラー以下のものはあまりおすすめできません。
なぜなら同じ「ほとんど無色」であってもやはり境界があり、HカラーとIカラーでは異なるからです。ダイヤリングには、やはり最高クラスのダイヤが求められるため、Hカラー以上が最適だといえます。
まとめ
ネットでの1カラットダイヤリングの選び方をご説明させていただきました。
ダイヤは輝きが命です。
輝いてこそダイヤの値打ちがあります。
それゆえ、輝かないダイヤを買えば必ず後悔します。
通販で10万円台で売られているダイヤは輝きません。
なぜなら1カラットだけをアピールして、ほかのクラリティ、カット、カラーに関しては一切何も語られないからです。これでは本当の商品説明にならず、ダイヤの大きさと安さだけを売り物にしているに過ぎないのです。
ではどんな1カラットダイヤリングならいいか。
最後に、私がネット上で探し当てたおすすめの1カラットダイヤリングをご紹介します。
おすすめ1カラットダイヤリング
SI2、Goodカットという、輝く条件がすべて揃った1カラットダイヤリング。
さらにHカラーというグレードが加わり、美しいダイヤリングに。
注目すべきはこの価格です。
1カラットダイヤリングがこのグレードで、30万円強の特別価格。
おそらくこの価格がギリギリだと思います。
さらに驚くべきことは台座プラチナの純度です。
通常、リングのプラチナの純度は900が普通です。
しかしこの台座のプラチナの純度は、50も高いのです。
すべてが高品質に仕上げられたこのダイヤリングは、すべてにおいてお得だといえます。