40代に似合う一粒ダイヤネックレスの選び方

女性も40代となると、流行に左右されない一粒ダイヤネックレスが欲しくなります。

ブランド物のネックレスは、それはそれで素敵だけれど、流行りすたりがあります。
流行から外れると過去の古いネックレスとなり、新作の陰に隠れてしまいます。

だからどんな時代にも受け入れられるシンプルな一粒ダイヤネックレスがいいのです。

しかし選ぶとなると、ダイヤの大きさや値段的なことで悩んでしまいます。

そこでまず決めるべきは、一粒ダイヤネックレスをどのような場で使いたいのかです。

普段使いなのか、それともフォーマルな場で使いたいのか、それによってダイヤの大きさや質、それに伴う値段も違ってきます。

まずはT.P.Oに合わせてダイヤの大きさを選んでいきましょう。

T.P.Oに合わせたダイヤネックレスの選び方

普段使いに合うダイヤの大きさ

一粒ダイヤネックレスを普段使いにしたいなら、あまり大きなダイヤは向きません。

0.1~0.3カラットが適当ではないでしょうか。

大きなダイヤは存在感があり、1カラットともなりますと直径が6.5㎜もありますから、いかにも「つけてる~」感が表に出てしまい、嫌らしく映ることがあります。

普段使いですから、ナチュラル感を漂わす小粒のダイヤネックレスが適当です。

以下に、ダイヤの大きさそれぞれの装着写真を掲載します。


1.0ct

0.7ct

0.6ct

0.5ct

0.4ct

0.3ct

0.2ct

0.1ct

いかがでしょうか。

普段使いのネックレスは、たとえ40代でもダイヤが小さすぎるということはないようです。

たとえばティファニーのバイザヤードにみられるように、0.1カラットを切る一粒ダイヤネックレスに人気があるという事実。

40代の女性が身に着けてもおかしくなく、
むしろアクティブ感をだす魅力的なネックレスとして映ります。

ですから、40代だからこれくらいの大きさでないと恥ずかしいという考え方は古く、どんなに小さくたっていいのです。

だって普段使いのネックレスですからね。

フォーマルにも使うのなら

一粒ダイヤネックレスをフォーマルにも使いたいのならもう少し大きいのがいいでしょう。

そうですね、0.5ct当たりが適当かと思います。


0.5ct

0.5ctは大きすぎず小さすぎない適度な大きさで、カジュアルにもフォーマルにも使えますから40代には人気のダイヤネックレスです。

入学式や卒業式、あるいはおしゃれなレストランでのお食事などに、身に着けていて恥ずかしくない大きさです。

0.5ctのダイヤは、存在感があってそれを誇示しない!そういう大きさなのです。

普段使いとフォーマル兼用に使うなら、0.5ctダイヤが相応しいと思います。

フォーマル専用に使うなら

一粒ダイヤネックレスをフォーマルだけに使うなら、0.5ct~1ctがいいですね。

存在感があって誇示しない0.5ctのダイヤから、存在感を全面的にアピールする1ctダイヤまで、フォーマルの場には相応しく、身に着けるものにワンランクアップのおしゃれを楽しませてくれるでしょう。


1.0ct

0.5ct

フォーマル専用なら0.5ct~1ctのダイヤネックレスがおすすめです。

輝く一粒ダイヤネックレスの選び方

ダイヤの大きさについては概ねイメージできたと思います。
次に選び方についてお話をします。

一粒ダイヤのネックレスに期待するのは輝きです。
ダイヤである以上輝いて欲しいものです。

しかし素人ではその見分け方がわからず、商品写真を判断材料にして選んでいる方が多く、その結果買って後悔しているのが実情ではないでしょうか。

そこで、買って後悔しない輝くダイヤネックレスの選び方を解説します。

ダイヤが輝くためにはクラリティ(透明度)とカット(研磨)が重要な要素で、これらのでき如何によって輝いたりそうでなかったりするのです。

クラリティについて

濁りのない透明度の高いダイヤほど輝きます。

その透明度を測る指標をクラリティといい、
そのクラリティは最高をFL(フローレス)とし、以下10段階に区分けされます。

ダイヤが輝くためにはクラリティがSI以上必要で、それ未満の評価だとダイヤは輝きません。

ダイヤモンドは天然鉱石であるため、インクルージョン(内包物)が必ず存在します。

そのインクルージョンの量や位置によってクラリティの評価が決められますが、SIは肉眼でインクルージョンの発見が困難な時につけられる評価で、これは光の透過にそれほどの支障をきたさない程度のものなのです。

しかしその下のIになると、インクルージョンが光の透過を遮り輝きが劣ることになるのです。

実際のSIとIの比較画像を見てみましょう。
明らかに透明度の違いが見て取れるでしょう。

このように、ダイヤが輝くためにはクラリティがSI以上必要なわけです。

カットについて

ダイヤモンドは磨かなければただの石です。
ダイヤは、カットがあってこそ初めて輝くのです。

しかしこのカットの出来具合によって、輝いたりそうでなかったりします。

以下イラスト使って、ダイヤの輝く仕組みを解説します。
矢印は光の反射の方向を示しています。

ダイヤの輝きは光の反射によって起こりますが、Excellentカットされたダイヤに光が入射した場合、光はダイヤ内で全反射され再び外部に放射されます。

しかし、ダイヤのカットが深すぎたり浅すぎた場合(Fairカット以下)、光はダイヤ底部より逃げ輝きが劣ることになるのです。

これがカットによる輝きの違いです。

ダイヤ内の光が全反射するためには、その理想となるプロポーションが存在し、それが以下の比率で構成されています。

ダイヤは、この構成比率に近くて研磨状態が良好なものから、Excellent、VeryGood、Good、Fair、Poorとランク付けされます。

ではダイヤが輝くためにはカットはどのランクのものがいいかというと、「Good」以上のダイヤです。

FairやPoorカットのダイヤはプロポーションに問題があり、輝くとは言えません。

よって輝くダイヤを見つけるためには、カットがGood以上のものにする必要があるのです。

美しいダイヤを求めるなら

輝くダイヤの見分け方についてご理解頂けたと思います。

しかしさらに美しさも求めるならカラーにもこだわりたいものです。

カラーはダイヤの色を評価したもので、無色のダイヤほど高い価値が付けられます。

最近ではVery Light Brownなどのダイヤも販売されていますが、要は色のついたダイヤのことであり価値的に見れば無色のダイヤより劣っていることになります。

ダイヤはやはり無色のものが美しく、美しいダイヤをお望みならカラーにもこだわった方がいいと思います。

プリズム効果を発揮する無色のダイヤ

太陽光を含む白色光はプリズムを通せば赤、橙、黄、緑、青、藍、紫と七色に分かれます。

これは色それぞれの波長が異なるため、屈折によって光が分散されるためです。

この現象がダイヤ内でも起こります。

ダイヤ内に光が入射すると、光の中にある波長の異なる色が屈折によって分散されます。

上質のダイヤモンドを覗き込むと、いろいろな色の光線が発見できます。
これはダイヤ内でプリズム効果がなされているからです。

無色のダイヤに光が入射すると、反射した光は変色されることなくありのままの光線を放ちます。

しかし色のついたダイヤモンドの場合、ダイヤのカラーの影響を受けてしまい、光線を変色させるのです。

これがダイヤの美しさに影響します。
ダイヤに美しさを求めるなら無色の方が望ましく、色のついたものは避けた方が無難です。

ではダイヤが美しく輝くためには、カラーがどのランクのものがいいかというと「H」以上のものが望ましいといえます。

同じ「ほとんど無色」に属しているG、H、I、Jですが、IとJはその下の「わずかな黄色」のランクに近いこともあり、やはり幾分黄色く見えます。

プリズム効果にさほどの影響を与えないのは「Hカラー」以上のダイヤといえ、美しいダイヤを求めるならこれ以上のものを選ぶ必要があります。

総括

ダイヤが輝くためにはクラリティSI以上、カットGood以上必要であることがご理解頂けたと思います。そして美しさを求めるならカラーH以上のものが望ましいといえます。

これを基準にすれば、ダイヤネックレスが選びやすくなります。

以下に、0.1ct~1.0ctまでのダイヤネックレスを、お値段の安いものから、輝く条件が揃ったものまでご紹介させて頂きました。

ご予算と相談しながらT.P.Oに合わせたダイヤネックレスをお選びください。

0.1ctダイヤネックレス

ネットで販売されている比較的安い0.1ctダイヤネックレスです。
6本爪なら1万円強、フクリン留めのものなら2万円台で販売されています。

これらのダイヤスペックは、カラーH、クラリティI、カットFairかPoorで、カラーとはダイヤの色を表し、無色なダイヤほど価値が高く、価値が低くなるに従い黄色味を帯びてきます。

Hカラーはほぼ無色というランクに位置付けられ、ランク的には上に属します。

しかし先ほどの説明にありましたように、輝きにおいてはあまり光らないダイヤといえます。

0.1ctダイヤネックレスなら安くても輝く

一般に、グレードの高いダイヤが付いたネックレスは、グレードの低いダイヤに比べ値段が格段に高くなります。

しかし0.1ctのダイヤの場合、価格にそれほどの変化はないのです。

以下にクラリティSI2、カットGoodの輝く要素が揃ったダイヤネックレスをご紹介します。

輝く0.1ctダイヤネックレス

0.1ctの輝くダイヤネックレスだけをピックアップしました。
どのダイヤも輝く条件を満たしており、どれを購入されても満足いただけます。

しかも上のネックレスの価格に数千円プラスするだけですから、安さのほどがわかりますね。

0.2ctダイヤネックレス

ネットで安く販売されている0.2ctのダイヤネックレスです。

ダイヤグレードはHカラー、I1クラス、カットはFairか表記がないのもあります。
いずれも輝きに期待できないダイヤネックレスです。

お値段は25,000円~30,000円の価格帯で販売されています。

実は、0.2ctのダイヤネックレスも0.1ctと同様、ダイヤのグレードが上がってもそれほど値段が変わらないのです。

以下に輝く条件が揃った(SI2以上、Good以上)の0.2ctダイヤネックレスをご紹介します。

いかがでしょう。
あまり値段の差がないのに気づかれたことでしょう。

ダイヤは輝きが命ですから、どうせ買うなら輝くものの方がいいですよね。

0.3ctダイヤネックレス

ネットで販売されている0.3ctのダイヤネックレスをご紹介します。
安いもので、2万円~3万円台で販売されています。

ダイヤスペックを見ての通り、クラリティはIクラスでカットに至っては表記のないものばかりです。とても輝くダイヤとは言えません。

しかし素人さんは、商品画像の見栄えや価格の安さにつられて買ってしまっているのです。

あと1万円くらい出せば、同じ大きさで輝くダイヤネックレスが買えるのにです。

以下にそのダイヤを紹介しましょう。

輝く0.3ctダイヤネックレス

輝く条件がすべて揃った0.3ctのダイヤネックレスです。
お値段の安い順に掲載しています。

上記のHカラーIクラスのネックレスの値段に、プラス10,000円くらいで以下の輝くダイヤネックレスが購入できるわけです。

どちらがお得か、言うまでもないでしょう。

この下はさらにその上を行く、Dカラー、SI2、Excellentカットのダイヤネックレスです。

そして最後はハート&キューピットが出るダイヤネックレス。

ハート&キューピットとは、プロポーションとシンメトリ(対称性)の良い最高のカットをダイヤに施した場合、8つのハートとアロー像が特殊スコープで確認できるのです。

このような像を確認できたダイヤは、クラリティとカラーが2~3段階アップして見える極上のダイヤモンドになるといわれています。

これらのダイヤネックレスは、普段使いにするにはもったいないくらいのグレードの高いものです。しかしこのグレードなら、娘さんが年頃になったときにあげられる逸品です。

将来の娘さんのために買うのもいいかもしれません。



0.4ctダイヤネックレス

ネットで販売されている比較的安い0.4ctダイヤネックレスです。

お値段は0.3ctとそれほど大差なく、より大きなダイヤを求めるならこちらの方がいいかもしれません。

しかし敢えて申し上げますが、輝きには期待できません。

ネットで販売されている一粒ダイヤネックレスの多くは、クラリティがIクラスのものが多く、値段も安く設定されています。

そのため「安い」と思って飛びつくと、期待に反したものが送られてきて愕然とするわけです。

0.4ctなどの大粒のダイヤネックレスを買うとなるとそれこそ一生ものですので、少々高くてもいいものを買うことをお勧めします。

以下に、質の高い0.4ctのダイヤネックレスをご紹介します。

輝く0.4ctダイヤネックレス

輝く条件が揃った0.4ctダイヤネックレスです。

上のダイヤカラーは最高のランクDで、これ以上のものは存在しません。

そしてクラリティはSI2、カットに至っては最高のExcellentカットです。

それにプラス、ハート&キューピットが現れる、最高のプロポーションを有しています。

この0.4ctのダイヤネックレスは、グレードが最高級レベルであるにも関わらず、値段も108,000円とかなり安く、お買い得商品だといえます。

0.5ctダイヤネックレス

ネットで販売されている0.5ctのダイヤネックレスです。
0.4ctダイヤより1万円アップした価格帯です。

普段使い、フォーマル両方用いられる大きさのダイヤネックレスです。
しかし上のダイヤでは、フォーマルで用いるには物足りなさを感じるグレードです。

以下にフォーマルには最適な質の高い0.5ctのダイヤネックレスをご紹介します。

輝く0.5ctダイヤネックレス

これらのダイヤネックレスは間違いなく輝きます。
その中でもDカラー、Excellentカット、ハート&キューピットを有したものがあり、輝きだけでなく美しさも感受できる素晴らしいダイヤネックレスです。

値段は12万~18万台ですが、どれもフォーマルに用いるに相応しいネックレスといえます。

0.7ctダイヤネックレス

ネットで販売されている0.7ctのダイヤネックレスです。
平均的に7万円~8万円台で販売されています。

普段使いには向かない大きさで、フォーマルに用いるのが適当だといえます。
しかし、フォーマルで用いるにはグレードがあまりにも低いのでおすすめできません。

私が楽天市場で見つけた質の高い0.7ctのダイヤネックレスをご紹介します。

輝く0.7ctダイヤネックレス

この0.7ctダイヤネックレスはお買い得です。
上の0.7ctダイヤネックレスの価格にわずか3万円プラスするだけで、輝くダイヤネックレスが買えるのです。

カラーはHと申し分なく、クラリティSI2、カットGoodでダイヤの輝く要素が揃っています。

上記の0.5ctダイヤネックレスの同じグレードのものより値段が安くなっています。
この商品は断然お買い得です。

1ctダイヤネックレス

ネットで販売されている1ctダイヤネックレスです。
いずれも10万円台で販売されています。

普段使いには向かない大きさで、フォーマル用に適しています。
ですが、これらのグレードではフォーマルには役不足で、もう少しグレードアップしたものが適しているといえます。

以下に、グレードの高い1ctダイヤネックレスをご紹介します。

輝く1ctダイヤネックレス

まとめ

40代に似合う一粒ダイヤネックレスの選び方を普段使い、フォーマルに分け、それぞれに相応しいダイヤの大きさ、そして市場で販売されている価格についてご説明させて頂きました。

参考になられましたでしょうか。
ダイヤネックレスはまさにピンキリで、いいダイヤを求めだしたらキリがありません。
ある程度のところで妥協しなければなりません。

その妥協点が本ページで見つかれば幸いです。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。



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