風呂上りストレッチ

体が冷えた状態の時、ストレッチをするとスジなどを痛めることがあります。

よって始めるときは体を十分温めてから行うとケガもなく、またラクに筋肉を伸ばすことができます。

日常的にストレッチを行う場合、体が一番温まった状態の風呂上りが一番最適といえます。

そこでこのページでは、50代に適した風呂上がりのストレッチ法を解説させて頂きます。

足載せストレッチ

他ページでも解説しましたが、この足載せストレッチは50代には最適です。

前屈姿勢の時、どうしても膝が床から浮き上がってしまうのをこのストレッチなら抑えることができますから、体の硬い50代には打ってつけの柔軟体操だといえます。

やり方はこうです。

両足を前に伸ばして座ります。
そして右足を左膝の上に載せます。

ちょうどプロレスでいう4の字固めのような恰好を作ります。

この体勢で上体を前に倒し、左手で左つま先を掴まえます。

風呂上がりですから、普通の時と比べてやりやすいはずです。

掴んだらそのまま静止します。
しばらくすると筋肉が伸びてきて痛みが和らぎますので、さらに前に倒します。

この状態でも静止して、筋肉のさらなる伸びを試みます。

30秒ほど経過したら足を交代します。

右足、左足ともにストレッチが終わったところで両足を前に出し、前屈ストレッチを試みます。

風呂上がりですから、普段できる角度より深く体が倒せているはずです。

股関節ストレッチ

股関節が硬いとあぐらが組めません。

硬い人が組むと後ろにひっくり返るか、痛くて足がツル場合もあります。

椅子に慣れた生活をしているといつの間にか股関節の筋肉が硬くなり、このような事態になりますから、普段から股関節のストレッチをしておく必要があります。

やり方はこうです。

両足裏を合わせて座ります。
このとき、膝が床にピッタリとついていれば柔らかいといえます。

しかし硬い人になると両ひざが床から浮き上がった状態になります。

硬い人は、まず両ひざが床につくようにしなくてはいけません。
そのために、まずは手で両ひざを押します。

風呂上がりで柔らかいとはいえ、無理はいけませんのでゆっくり押してください。

そして押しては戻し押しては戻しを繰り返してください。

これを毎日風呂上りに行うことによって、股関節は次第に柔らかくなってきます。

そして膝が床につくようになったら、今度は上体を前に倒します。
このとき気を付けるのは背筋を伸ばすということ。

この体勢で上体を前に倒します。

これもゆっくりゆっくり行ってください。
倒しては上げ倒しては上げを繰り返します。

やっていくうちに上体がだんだん深く前に倒れるようになります。

風呂上がりに根気よく続けてください。

片足開脚ストレッチ

いきなり開脚してのストレッチは、いくら風呂上りとはいえ50代の方にはきついです。
よって片足ずつ行います。

右足だけを伸ばし、左足は曲げて座ります。

そして上体を右足の方向に倒します。
この時注意すべきことは、背筋を伸ばし骨盤を立てた状態をつくること。

そして上体を手前に曲げるのでなく、遠くに伸ばすように倒すことです。

これもゆっくり行ってください。
伸ばしては緩め伸ばしては緩めるを繰り返します。

こうすることで右足の筋肉、腰、背筋の筋肉は次第に伸ばされ柔らかくなっていきます。

右足が終わったら足を交代して、左足でも同じことを繰り返します。

開脚ストレッチ

片足開脚ストレッチが終わったら、開脚ストレッチです。

両足を広げて座ります。

そして右足の方向に上体を倒します。

ゆっくりゆっくり体を上下に揺すり、柔らかくしていきます。

普段やるこのストレッチは、静止して筋肉の伸びを待つという方法ですが、風呂上がりの場合は筋肉が幾分柔らかくなっていますので、体を揺すって筋肉を伸ばすという方法を取ります。

右足が終わったら左足に交代です。

左足も右足のときと同様、体を揺すって筋肉の伸びを試みます。

左右両方が終わったら、最後に上体を前に倒します。

ゆっくりと下げては上げ下げては上げを繰り返して、筋肉を柔らかくしていきます。

これを毎日風呂上りに繰り返すことで、上体は次第により深く曲げることができます。

まとめ

身体の硬い人にとって風呂上がりのストレッチは効果的です。

身体が温まっている分、筋肉を伸ばしやすくまた痛みも少なく行いやすいといえます。

ただ、これから床に就いて休むわけですからあまり激しいストレッチは好ましくありません。

身体がちょっと伸びたなあ~と思う程度がちょうどいいと思います。

このページが少しでもお役に立てたら幸いです。

皆様の健康と健闘を祈ります。

最後までお読み頂き、真に有難うございました。

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