運動不足を解消するためにストレッチを始める方もいると思います。
しかし何でも始めるのは簡単ですが、続けるのが難しい。
ストレッチもそうです。
ストレッチをやろうと決意し、やり始めたのはいいが、痛くて途中で挫折してしまうなんてことはよくある話です。
そこでストレッチ経験10年を持つ私が、初心者がまずやるストレッチを解説させていただきます。
参考にして頂ければ幸いです。
続けられるメニュー作り
ストレッチは続けなければ意味がありません。
途中でやめるようなら初めからやらない方がまし!
ですから続けられるようなメニュー作りから始めなければなりません。
ではどんなメニューが初心者には相応しいか?
順に紹介して参ります。
屈伸運動
誰もが知っている屈伸運動。
両足を肩幅に開いて立ち、そのまましゃがんで膝をしっかり曲げ、そして立ち上がって膝をしっかり伸ばすストレッチです。
この時よくある間違いは、踵を床から浮かせてしまうこと。
しゃがんだ時はしっかりと踵を床につなければなりません。
この屈伸運動で伸ばされる筋肉は、足首、脛、ふくらはぎ、膝関節、太もも、股関節、骨盤周り、背筋など、この単純な運動でこれだけの筋肉が伸ばされます。
しかもこの運動には、それほどの痛みはありません。
ストレッチを続けられない理由は、ほとんどの場合痛みです。
痛いから途中で嫌になってしまう。
初心者が初めから痛くてキツイストレッチをしていたら、途中でやめてしまうのも無理はありません。
ですから痛みをあまり感じないストレッチにしておけばいいわけです。
この屈伸運動は痛みというのはほとんどありませんから、初心者が取り組むにはもってこいのストレッチといえます。
まずこれを毎日続けてください。
やっていくうちに筋肉が柔らかくなり、徐々にスムーズに屈伸運動ができるようになるはずですから。
ウォーキング
ウォーキングがストレッチ?
と思うかもしれませんが、初心者にとっては立派なストレッチです。
ただし、自分流の癖の付いたウォーキングではダメです。
背筋を伸ばし正しいフォームでのウォーキングをすればの話です。
背筋を伸ばして正しいフォームを意識してのウォーキングは、普段歩くときに使わない筋肉を使うようになりますから、それだけで立派なストレッチになります。
ウォーキングを続けるうちに、使われる筋肉が日々変わり広がっていくのがわかります。
それは筋肉がほぐれ、柔らかくなってきている証拠です。
初心者がやるストレッチで大事なことは、まず固まった筋肉をほぐしてやること。
そしてストレッチがしやすい筋肉を作ることなのです。
筋肉を伸ばし、可動域を広げるためのストレッチは、もっと後にすべきなのです。
ウォーキングは、筋肉をほぐす上で最も適切なストレッチといえます。
伸脚運動
脚のスジを伸ばすストレッチです。
両足を肩幅大に開いて立ち、片方の足に体を預け脚裏を伸ばします。
この時踵を床につけたまま行います。
伸脚運動でよくありがちな間違いは踵を浮かしてしまうこと。
悪くはありませんが、これではストレッチの範囲が狭くなってしまいます。
踵を床につけて行えば、脚裏だけでなく股関節、骨盤周りまで筋肉が伸ばされます。
よって踵が浮かないように伸脚運動を行わなければなりません。
しかし初心者がこれをやろうとすると、はじめは後ろに倒れてしまいます。
それゆえ最初は踵を浮かして行い、徐々に隙間を縮めていけばいいと思います。
このストレッチも、さほどの痛みは感じられませんので、続けることができるでしょう。
まとめ
何度も言いますが、ストレッチは続けなければ意味がありません。
それゆえ、続けられるメニュー作りが大切です。
無理のない、痛みが少ないストレッチからまず始め、徐々にキツイストレッチに移っていけばいいと思います。
このページが、これからストレッチを始める方の参考になれば幸いです。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。