このページは、50代で空手を始めようとする方に向けて、基本的な稽古をお伝えさせていただいております。
今回は前蹴上げの稽古方法です。
前蹴上げとは技ではありません。
足を高く上げるための稽古です。
しかし体のひねりを加えることで、かかと落としという技にも応用が可能です。
前蹴上げ
蹴りをスムーズに出すためには体の柔軟性が求められます。
この前蹴上げは、前蹴りをスピーディーに、そしてしなやかに出すために必要な稽古です。
まず前屈立ちに構えます。
前屈立ちとは、気を付けの姿勢から左足を前へ肩幅の広さに置きます。
右足は左足から見て約30度の角度につま先を向けます。
そして左膝を少し曲げ、左足70、右足30の割合で体重をかけます。
これが左前屈立ちです。
この構えから、右足を伸ばしたまままっすぐ蹴上げます。
左の場合も同様に、右足を前に出した右前屈立ちに構え、左足を曲げずに蹴上げます。
この稽古を繰り返すことにより、体は柔軟になり蹴りがスムーズにできるようになります。
しかしいきなりこの稽古をするとスジを痛める危険性がありますので、まずじっくりとストレッチをしてから始めてください。
ストレッチ法は以下のページでご覧いただけますので参考にしてください。
50代で前蹴上げの稽古をする場合、まず腰の高さを目標にし、それができれば徐々に高さを上げていけばいいと思います。
そしてこの稽古をするときは、手すりか何か、体を支えるものをもってやってください。
そうしないと転倒した場合、大変なケガをしてしまいます。
決して無理をせず、ゆっくり時間をかけて稽古してください。
そうすれば、徐々に高く足が上がってきます。
このページが、50代で空手を始めようとする方の参考になれば幸いです。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。
皆様の健闘を祈ります。