魅力的な0.5ctダイヤラインネックレスの見つけ方

普段使いからカジュアル、フォーマルに至るまで使いこなせるダイヤラインネックレス。

なかでも、大きすぎず小さすぎない0.5ctのダイヤラインネックレスは幅広い年齢層に人気が高く、事実ネットでの品揃えも豊富に取り揃えられています。

ただ0.5ctのラインネックレスといっても装填しているダイヤの数はいくつかあり、7個、10個、11個、31個といったものが品揃えされていますから、選ぶときに少し悩んでしまいます。

では何個のダイヤが一番魅力的か、実際に見てみましょう。

0.5ct ダイヤラインネックレス ダイヤ数一覧


7個

10個

11個

31個

0.5ctとはダイヤの総計ですから、ダイヤの数が多くなればそれだけ粒が小さくなります。

よって7個のダイヤラインネックレスの粒が一番大きくなります。

ダイヤの大きさをアピールしたいのであれば7個でいいのですが、ネックレス全体の魅力からすると少し物足りない感じがします。

また31個のダイヤのラインネックレスの場合、ネックレス全体のアピール度は高いのですが、デザインが前に出すぎてダイヤの影が薄くなっているように感じます。

ダイヤラインネックレス全体の魅力度から言いますと、ダイヤ、ネックレスともにバランスの取れたアピールをしているのは、10個か11個のダイヤのラインネックレスと言えるのではないでしょうか?

ネックレスのチェーンが胸元に行くにしたがい緩やかなカーブを描くと同時に、煌びやかなダイヤへのと変化する様は、この数ならではの美しさではないでしょうか。

ラインネックレスの魅力はグラデーション度?

横並びに配列されたダイヤはすべて同じ大きさのものではありません。

中央のダイヤから段階的に小さくしていき、やがてチェーンへとつながっていきます。

これをグラデーションといいますが、このグラデーション化の度合い、グラデーション度とでもいいますか、これが高いとラインネックレスの魅力が全然違って見えるのです。

ここで0.5ctのラインネックレスのグラデーション度の違いを比較してみましょう。

以下の写真は、0.5ct 11個のダイヤラインネックレスです。



いかがでしょう。
どちらが魅力的に見えますか?

明らかに②の方が魅力的でしょう。

それにダイヤが華やいで大きく見えます。

これは、中央6番目のダイヤを特に大きくしているため全体のダイヤが大きく見え、そしてダイヤの直径が隣接するダイヤと段差が大きいため、強弱がはっきりし華やいで見えるのです。

つまり魅力的なダイヤラインネックレスを見つけるためには、こういったグラデーションの度合いにも気を配る必要があります。

ダイヤの魅力は輝きにあり

ダイヤを選ぶときに重視するのは輝きです。

ダイヤは輝きが命ですから、輝きに欠けるダイヤを装填したラインネックレスでは魅力も半減します。

そこで注意すべきは輝くダイヤを見分けることです。

ではどの点に注意して選ぶのがいいか?

それは、ダイヤのクラリティとカットのグレードをよーく確認することです。

ダイヤにはその価値を測る4C評価というのがあります。

4Cとは、カラット(重量)、カラー(色)、クラリティ(透明度)、カット(研磨・プロポーション)の頭文字をとってそう呼びます。

この中のクラリティは透明度を表し、カットは研磨状態とプロポーションを表しますが、ダイヤが輝くためにはクラリティSIクラス以上、カットGood以上必要なのです。

まずは、クラリティとカットについて詳しく説明します。

クラリティについて

ダイヤは天然鉱物ゆえ、必ずインクルージョン(内包物)が存在します。

このインクルージョンが多いダイヤは透明度が低くなり光の透過率が劣るわけですが、このインクルージョンの多い少ないのグレードを表したのがクラリティなのです。

つまりクラリティとはダイヤの透明度を表した指標というわけです。

そしてこのクラリティは11段階にランク付けされます。

インクルージョンの全くないFL(フローレス)を最高とし、インクルージョンの量が増えるにしたがい、IF、VVS1、VVS2、VS1というふうにランク付けされるわけです。

では透明度のあるダイヤとは、どの程度のクラリティであればいいのか?

それはSIクラスです。

以下の表をご覧ください。

SIクラスというのは表でもおわかりのように、肉眼で発見が困難なほどインクルージョンが微小なため、光の透過にそれほど影響を与えることはありません。

しかしその下の「Iクラス」になると、肉眼での発見が容易なほどインクルージョンが大きいため、光の透過を邪魔してしまうのです。

つまりSIクラス以上のダイヤは透明度が高く、光が透過しやすいといえます。

カットについて

採掘されたダイヤの原石は、一見スリガラスのようです。

それが人間の手によってあのような素晴らしい輝きを放つ石になるのです。

そしてその方法が、ラウンドブリリアントカットというカット法です。

しかしラウンドブリリアントカットすれば何でも輝くというものではありません。

カットの良し悪しによって輝いたりそうでなかったりするのです。

Excellentカットされたダイヤに光が入射すると、光はダイヤ内で漏れることなく反射され、再びダイヤ外へ放射されます。これを全反射といいます。(下イラスト左参照)

しかしダイヤのカットが深すぎたり浅すぎたりすると、光は全反射せずダイヤ底部より漏れてしまい輝きが劣ることになるのです。

これがカットの良し悪しによる輝きの違いです。

ダイヤ内の光が全反射するためには、その理想となるプロポーションが存在し、それが以下の比率で構成されています。

ダイヤは、この構成比率に近くて研磨状態が良好なものから、Excellent、VeryGood、Good、Fair、Poorとランク付けされます。

ではダイヤが輝くためにはカットはどのランク以上のものがいいかというと、「Good」以上のダイヤなら輝くといえます。

FairやPoorカットのダイヤはプロポーションに問題があり、輝くとは言えません。

よってカットがGood以上のダイヤが、輝くダイヤといえるのです。

ハートアンドキューピットとは

販売されているダイヤ製品の中で、ハートアンドキューピットという記載が見られます。

これは何のことかというと、カットに関する記載です。

素晴らしいカットが施されたダイヤを特別のスコープで覗き込むと、8つのハートとアロー像が確認されることがあります。

これをハートアンドキューピットが現れるダイヤとして重宝されています。

これはプロポーションとシンメトリ(対称性)の良い最高のカットをダイヤに施した場合、8つのハートとアロー像が特殊スコープで確認できるのです。

つまりハートアンドキューピットが現れるダイヤとは、最高のカットが施されたということで、カットグレードでいえばExcellentかVery Goodにあたるのです。

魅力的なダイヤラインネックレスとは

以上の説明からご理解いただいたように、魅力的な0.5ctのダイヤラインネックレスとは、ダイヤ数11個でグラデーション度が高く、なおかつ輝く条件が揃ったクラリティSIクラス以上、カットGood以上のダイヤが装填されたものです。

しかし私が楽天でこの条件が揃ったものを探したところ、残念ながら見つかりませんでした。

その代わり、それにある程度沿うラインネックレスはありました。

それは、11ピースでグラデーション度が高いという条件はクリアしているのですが、ダイヤの輝きに関しては、クラリティSIクラスとだけ評価されたもの、あるいはカットがハートアンドキューピットとだけ評価されたものでした。

以下にその商品をご紹介し、このページを閉じたいと思います。

参考になりましたでしょうか。

このページが皆様のお役に立てれば幸いです。

最後までお読み頂き、真に有難うございました。

SIクラスのダイヤラインネックレス

ハートアンドキューピットのダイヤラインネックレス

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