最近流行りのエタニティリング。
エタニティリングは、シンプルで清楚な装いからどんな服装にも合わせやすいという特徴があり、カジュアルフォーマル問わずいろんなシーンで活用できるため、幅広い年齢層に人気があります。
しかしこの人気のエタニティリングにも難点があります。
それは引っ掛かりです。
ダイヤが並べて配置されているため、それを留めてある爪が多く、これが引っ掛かりの原因になっているのです。
エタニティリングの唯一の難点といえるでしょう。
しかし最近ではこの引っ掛かりを防ぐため、フチありのエタニティリングが販売されています。
フチありとは、爪留めのエタニティリングのアームラインにフチが設けられ、それによって引っ掛かりを防ぐというものです。
確かにこの方法なら引っ掛かりをなくすことができるでしょう。
しかしこうすることで、同時にデメリットも生じるのです。
このページでは、フチありのエタニティリングのメリットデメリットについて述べさせて頂きたいと思います。
メリット
まず始めに、フチありエタニティリングのメリットについて述べさせて頂きます。
引っ掛かりがない
先述しましたようにフチを設けることによって爪が衣服などの繊維に引っ掛かる心配がなくなりますので、リングの扱いに余計な気を遣う必要がなくなります。
また同時に、衣服などを傷める心配もなくなりますので、どんな服装でも着ることができます。
すっきりしたデザインになる
爪留めとフチありのエタニティリングを比べた場合、爪留めの方はデザイン的に凸凹した感じがあります。
しかしフチありはアームラインをフチでカバーしているため表面がツルンとした感じになり、リング全体がすっきりしたデザインになります。
フチありは引っ掛かりを防ぐために設けられたものですが、デザイン的にも貢献している部分があるようです。
頑丈になる
爪留めだけのエタニティリングとフチありのエタニティリングを比べた場合、頑丈さから言うとフチありの方に軍配が上がります。
爪留めだけのエタニティリングの場合、リングの変形によって爪が緩みダイヤが外れることも考えられますが、フチありになればたとえリングが変形したとしてもフチがダイヤをカバーし、ダイヤの外れるのを防いでくれます。
頑丈さから見ても、フチありの方がメリットがあるのがわかります。
デメリット
では次にフチありのエタニティリングのデメリットについて見てみましょう。
ダイヤの露出度が減少する
ダイヤを爪で留め、さらにそのサイドをフチで覆う。
リングを真上から見た場合、ダイヤの前面しか見えません。
つまりフチありは、ダイヤの露出度を極端に少なくするのです。
これでダイヤが輝かなければ最悪です。
リングの中にガラス玉が埋め込まれたようなエタニティリングになります。
このように、引っ掛かりを防ぐために設けられたフチも、ダイヤの露出度を減らすというデメリットもあるということを知っておいた方がいいでしょう。
露出度の減少はダイヤの輝きの減少
ダイヤの露出度が減少すれば、同時にダイヤの輝きも減少します。
なぜなら、ダイヤの輝きは光の入射と反射が関係してくるからです。
ダイヤは光が入射し、それがダイヤ内で反射されて輝くのです。
しかし露出が少ないということは光の入射が少なくなるということであり、ひいては反射の光も少なくなるということです。
つまりいくら輝くダイヤがセッティングされていても、周囲が爪やフチで光の入射が閉ざされておれば、ダイヤの輝きが劣ることになるのです。
フチありはダイヤの輝きにも影響するというとを知っておいた方がいいでしょう。
汚れが溜まりやすい
リングで一番汚れが溜まりやすい場所といえば、石を留める爪の部分です。
つまり地金と石の接触部のキワが一番溜まりやすいのです。
フチありのエタニティリングの場合、地金と石との接触部が多く、よって非常に汚れが溜まりやすい構造と言えます。
汚れはダイヤの輝きに影響し、こまめに洗浄しないとすぐにダイヤの輝きが衰えることになりますので注意が必要です。
フチありは構造上、非常に汚れが溜まりやすいというデメリットも知っておくべきです。
まとめ
すべて物事には一長一短あります。
引っ掛かりが少ないフチありのエタニティリングも、ダイヤの輝きや露出に関してデメリットがあるということがご理解できたと思います。
このページが皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。