50歳を契機に昔やっていた空手を再び取り組んだ私ですが、現在61歳になる今も驚くべきことに体の柔軟性は日に日に高まり、技の精度も上がっています。
50歳でやり始めたころは、年も年だし若い頃と同程度くらいまでできればいいなと考えておりましたが、稽古を続けていくうちに柔軟性は若い頃より高まり、いつしか技も若い頃より切れのあるものになってきました。
これには私自身が驚いています。
やる気があれば年齢は関係ない
人生100年時代と言われる昨今、晩年に至っても元気に若々しく過ごしたいものです。
私の場合50歳の時父を亡くし、その後認知症の母を7年間自宅介護した経験を持っています。
よく介護は大変だといいますが、それは確かにそうなのですが介護される側も悲しいのです。
それは親の介護をしてわかりました。
今までできていたものができなくなり、それを息子に頼るしかない悲しさ、辛さが介護をしていて伝わってきました。
そしていずれ自分も年を取り、自分の息子や娘に面倒見てもらわなければならないと考えたとき、少しでも子供たちへの負担を軽くするために自分はいつまでも元気でいなければならないと思ったのです。
私が50歳で空手を始めたきっかけはまた別のところにあるのですが、このような母の介護という背景も手伝い一層空手の稽古に奮闘するようになったのです。
その結果、先ほども言いましたように61歳になってもまだ体は柔らかくなり、若い頃できなかった技もできるようになったのです。
よく「年だからできない」とか「年だから無理はできない」とか言いますが、あれは嘘だとわかりました。
それは言い訳に過ぎず、できない理由を年のせいにしているにすぎないと。
私の経験から言わせてもらうと、やる気さえあれば年齢は関係ない。
体はいくつになっても努力すれば柔らかくなり、空手も上達すると。
そう思います。
ちなみに私の柔軟性はこの通りです。
61歳になる私の体の柔軟性
前屈
立位前屈
180度開脚
開脚上体倒し
開脚上体横倒し
正直に言いますと、若い頃はここまでの柔軟性はなかったのです。
ここまでできるようになったのは60歳になってからです。
つまり空手を始めて10年が経過して、やっとここまでできるようになったのです。
自分でも驚いております。
この柔軟性に伴う技もご披露します。
61歳になる私の空手
回し蹴り
足刀
後ろ回し蹴り
柔軟性の高まりと同時に技のしなやかさ、キレも上がりました。
これも60歳を過ぎたあたりから出るようになったのです。
このように、私は経験上60歳でも空手は十分できると確信します。
年齢とともに体は硬くなるというのは厳然たる事実です。
そして体の硬化は動きの鈍化につながり、それが自信のなさにつながっていき、やがてその自信のなさが容姿を老化させていきます。
私は61歳ですが、周囲よりいつも若々しいといわれます。
それもこれも空手のお蔭だと思っています。
60歳になっても空手はできる。
私は身をもってそれを確信しています。