今やサイクロンが主流になりつつある掃除機。
日本ではもともと紙パック式の掃除機がほとんどであったものが、ダイソンの掃除機の登場により、日本のメーカーも競ってサイクロン掃除機を製造しだしたのが始まり。
サイクロン掃除機は遠心力によって空気とごみとを分離し、空気のみを排出する仕組みになっているから紙パックは不要で、そのためランニングコストがかからないということで人気を集めたわけです。
確かに紙パックを買わなくていい分、費用がかからないわけですが、果たしてどれだけの費用節約になっているかご存知でしょうか。
調べたところ、年間約2,000円が節約ということがわかりました。
月に直すと、たった200円弱です。
たった200円しか節約していないのです。
なぜこんなに少ないのか。
それは集塵容量の大きさに関係しているのです。
紙パックとサイクロンの集塵容量の違い
紙パックの集塵容量はどのメーカーもだいたい同じです。
その量は、1.2~1.5リットルです。
これに対してサイクロン掃除機の集塵容量はいくらかというと、東芝、パナソニックで0.25リットル、シャープで0.4リットル、アイリスオーヤマで0.6リットルでした。
つまり紙パックに比べ、サイクロン式の集塵容量は半分にも満たない量なのです。
これは何を意味するかというと、ごみ捨ての回数に関係してきます。
集塵容量が少ないということは、それだけ頻繁にごみ捨てを行わなければならないということで、サイクロンの場合その都度フィルター掃除などもしなければならないため、非常に手間がかかります。
一方紙パック掃除機の場合、集塵容量が大きいためごみ捨てはサイクロンほど頻繁に行う必要はなく、フィルター掃除などは不要ですから手間がかかりません。
つまり紙パックなどで費用がかかったとしても、フィルター掃除などの手間を考えた時、紙パックのランニングコストも大した額ではないということになります。
では紙パックの場合、どのくらいの頻度で交換しなければならないのか?
紙パック交換は2か月に1度
毎日掃除機がけをした場合、紙パックの交換は2か月に1度といわれております。
紙パック1枚の費用は高いもので300円程度であり、これを年間で見ますと6枚ですから1,800円となります。
つまり1.2リットルという集塵容量の多さが紙パック交換の頻度を低くし、引いてはそのコストを低く抑えることになっているのです。
こう考えると、紙パックのランニングコストもそれほど問題ではないように感じます。
確かに紙パックの費用とそれを買う手間はありますが、それ以上にサイクロンにかかる手間は大きいと思います。
頻繁にごみ捨てを行わなければならず、その都度フィルター掃除も加わってきますから大変です。
月、たったの200円程度でその手間を省けるのですから、紙パック掃除機も捨てたもんではありません。
この際、紙パック掃除機を見直すのもありかもしれません。
まとめ
紙パック掃除機とランニングコストについて述べさせて頂きました。
参考になりましたでしょうか。
最後に、軽量でしかも吸引力のある紙パック掃除機を紹介し、このページを閉じたいと思います。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。