部屋のインテリアはラグから

部屋のインテリア性を高めるひとつにラグがあります。

ラグをフロアの一角に敷くことにより、部屋の雰囲気は一変します。

それは他のインテリア製品に比べ、視界に映る面積の広さが起因しています。

部屋を一望したときにまず目に入るのが床で、その床がおしゃれなラグで彩られていれば部屋全体に反映され、クールでスタイリッシュな雰囲気に仕上げてくれるのです。

しかし一口にラグといっても、大きさ、形、素材、品質など多種多様です。
いざ選ぶとなると迷ってしまいます。

このページでは、部屋のインテリア性を高めるラグを選ぶにあたって、どのようなタイプのものが適切かを考えてみたいと思います。

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1畳ラグ

タタミ約1畳ほどの大きさのラグです。

1人暮らしのワンルームに合う大きさで、使い方としてソファー前やベッド横に敷くのが通例で、並べて使う家具(ソファー・ベッド)の色調に合わせて選ぶのが無難といえます。

品質的には、温かみを求めるのであればフランネルラグ、ゴージャス感を出したいのであればシャギーラグというふうに、要は、求めるものに応じて素材や品質を考えていくのが賢明な選び方です。

おすすめ1畳ラグ

2畳ラグ

大きさ的に185~190cm四方の正方形ラグです。

正方形だから部屋の中央に敷くのが一般的で、テレビ前やソファー前などリビングの寛ぎスペースに使われることが多いです。

またソファーを置かない場合には、テーブルやこたつを設置することもでき、冬にこたつをする場合はこたつ対応のラグを選ぶ必要があります。

6畳及び8畳のリビングに余裕をもって敷くことができ、ラグ特有のゾーニング効果も発揮できる使い方ができます。

おすすめ2畳ラグ

3畳ラグ

3畳ラグは約200×250cmですから、比較的大きなラグといえます。

6畳間においては半分を占め、8畳間においては約4割を占めるほどの大きさです。
それゆえ、12畳くらいの広さがあった方が使い勝手がいいかもしれません。

ラグはカーペットと違って部屋全体に敷き詰めるものではなく、お部屋のワンポイントに敷くことで装飾にアクセントを加え、おしゃれに演出するのが本来の目的です。

部屋の広さに比べて大きすぎるラグは、ラグ本来の目的であるワンポイントアクセントから逸脱し、カーペット的使われ方になってしまいかねません。

たとえば、3畳ラグをテレビ前やソファー前に敷いた時はこうなります。

テレビの前に3畳ラグを設置

次にソファーをのけて、テーブルを設置しました。

テーブル設置の3畳ラグ

6畳間ではテレビの下にラグが入り込まないよう、テレビの位置を変えてみました。

どうでしょうか、3畳ラグがいかに大きいかおわかり頂けたでしょうか。

このイラストでは、配置する家具を少なくしてありますのでラグがそれほど大きいと思わないかもしれませんが、実際に設置する家具はソファーやテレビ、テーブルにとどまらないと思います。

たとえばこの部屋がワンルームだとすると、ベッドがこの中に加わります。
そうするとどうなるかというと、ラグの上に家具が重なるような形になり、モノがギュッと詰まったようで暑苦しく感じてしまいます。

3畳ラグ ワンルーム

これではもうラグではなく、カーペットです。

ラグの大きさを選ぶときは部屋の大きさはもちろん、配置する家具の数も考慮に入れて考えないと、ラグが大きすぎたなんてことが多々あるのです。

家具の数がすくなければ6畳間、8畳間でもヨシでしょう。
しかし家具の数が多ければ、もう少し小さなラグを選んだ方が無難です。

3畳のラグを敷く場合は、やはり12畳くらいのスペースが必要かと思います。

おすすめ3畳ラグ

円形ラグ

ラグの中で円形と楕円形のラグほど、部屋のインテリア性を高めるものはありません。

フローリングを海としたならば、円形・楕円形ラグはそれに浮かぶ島。

ソファーや椅子はその島に停泊する船といったところ。

そういったおしゃれな描写を、円形・楕円形ラグは実現してくれます。

それではまず、円形ラグの使い方からみてみましょう。

100cm円形ラグ

円形ラグの中でも小さいサイズで、どんな部屋にもきれいに納まってくれます。

6畳間、8畳間に敷いてみるとこんな感じです。

円形100cmラグ

8畳間では少し小さく感じるため、2枚敷いてみました。

いかがでしょう。

通常ソファーや椅子を配置するときは、ラグのヘリに沿って置くものです。
長方形のラグならこれらの向きは縦か横で一定してしまいますが、円形ラグの場合、ソファーや椅子の向きは自由です。

円形に沿って椅子を並べることになりますので、斜めに配置しても違和感なく、これが一層おしゃれ感を創出するのです。

これが円形、楕円形ラグにみるおしゃれ観です。

おすすめ円形100cmラグ

140cm円形ラグ

次にもう一回り大きな140cmの円形ラグを6畳間、8畳間に敷いてみました。

6畳間の場合、ラグが大きすぎるのでソファーがテレビの対面に置けません。
よって、一人用ソファーと椅子を斜めに配置しました。

8畳間は、ワンルームを想定してベッドをレイアウトしましたが、ベッドの代わりに6畳間のような椅子を設置しても構いません。

そのようにすれば円形ラグを囲むような形でソファーと椅子がレイアウトされ、とってもおしゃれな空間が出来上がります。

おすすめ円形140cmラグ

185cm円形ラグ

185㎝の円形ラグはかなりの面積があるため、6畳間、8畳間に敷いた場合かなりのスペースを占めてしまいます。

6畳間においてはこの185cmの円形ラグが限界といえ、これ以上大きな円形ラグは敷けません。

185cm円形ラグ

円形・楕円形ラグを敷いた時に気を付けなければならないのは、家具によってその形状を隠してしまわないことです。

確かにラグの上にベッドやソファーを重ねて設置するのもひとつですが、これではせっかくの円形・楕円形のおしゃれ観は台無しになってしまい、長方形のラグを敷くのとあまり変わらなくなってしまいます。

それゆえ、円形楕円形のラグに関しては、できるだけその形状を隠さないような敷き方にこだわった方がいいかもしれません。

おすすめ円形185cmラグ

楕円形ラグ

円形と同じくおしゃれ観満載の楕円形ラグです。

早速、楕円形ラグのそれぞれの大きさのものを6畳間、8畳間に敷いてみましょう。

100×140cmの楕円形ラグ

楕円形ラグの中でも最もポピュラーで使い勝手のいい大きさの楕円ラグです。

このサイズは、6畳間にはピッタリの大きさで、テレビの対面にソファーを置き、その中央に楕円形ラグを敷けばきれいに納まります。

楕円形ラグのいいところは、角がないためソファーや椅子の向きにこだわる必要がないことです。

それゆえ、型にはまった装飾ではなく、自分好みにいくらでもアレンジできるのです。

例えば8畳間においては、100×140cmのラグでは小さいため、そこに直径100cmの円形ラグをもう一つ加えて装飾しました。

100×140楕円ラグ

フローリングの海に、円形と楕円形のラグが島のように浮かび、そこに静かにたたずむ船のようなソファーや椅子。

このように、円形と楕円形のラグをコラボさせるのもいいかもしれません。

敷き方ひとつでお部屋のおしゃれ観が何倍もアップします。

おすすめ楕円形ラグ 100×140~150

130×185cmの楕円形ラグ

130×185cmの楕円ラグを6畳間、8畳間に敷いた時のイメージイラストを以下に掲載します。

130×185cmラグ

テレビの真正面にラグを配置し、その周りに椅子及びソファーを設置しました。
人の動線は椅子とソファーの後ろに確保し、まるでシアタールームのようなレイアウトです。

このラグは非常に大きくそして楕円形という特殊な形のため、部屋の中央にダイナミックに敷くことで存在感が高まり、お部屋をスタイリッシュに仕上げてくれます。

テレビを鑑賞するのもよし、仲間と談笑するのもよし。
このようにラグを敷いて椅子を配列してやれば、談笑するときも不思議と仲間同士の一体感が生まれ、落ち着きのあるゆったりとした雰囲気を創出してくれるのです。

おすすめ楕円形130×190cmラグ

まとめ

部屋のインテリア性を高める方法として、壁紙やカーテンなど様々な方法がありますが、壁紙を張り替えるのには手間がかかり、カーテンを変えるだけではインテリア性はそれほど変わりません。

やはり一番目につくフロアにラグを敷くことが、インテリア性を高めるには最も効果的な方法だといえます。

いかがだったでしょうか。

このページがラグ選びの参考になりましたら幸いです。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。

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