ストレッチは痛いものですが、中でも開脚ストレッチはキツイストレッチといえます。
初心者がやると、まず十分な開脚ができず、骨盤が寝たままの座り姿勢になります。
その体勢から上体を倒して行くのですから、ほとんどストレッチにはなりません。
開脚ストレッチを効率的に進めるには、まず骨盤を立たせた状態(背筋を伸ばした状態)にした上で開始しなくてはいけません。
このページでは、毎日10分続けることにより開脚ストレッチができるようになる方法をお伝えしたいと思います。
皆様の参考になれば幸いです。
まずは片足開脚ストレッチから
いきなり開脚しては、先述したように骨盤が寝たままの座りになります。
よって片足ずつ筋肉を伸ばしてゆくことによって、骨盤が立った状態での座りができるようになります。
やり方はこうです。
右足だけを斜め前に出し、左足は畳んだ状態で座ります。
この体勢で背筋を伸ばし、上体を右斜め(右足の方向)へ倒します。
注意すべきことは、上体を手前に倒すのでなく、遠くに倒すのです。
そうすることで股関節周りの筋肉が柔らかくなり、骨盤を立てた状態で座ることができるようになります。
まずは、右手で右足つま先を掴むよう努力してください。
掴めたらそのまま静止します。
痛いでしょうが我慢してください。
しばらくすると痛みが和らいできます。
筋肉が伸びて痛みに慣れてきた証ですから、もう少し無理をして上体を倒します。
ここでもう一度静止します。
痛いでしょうが、この痛みに慣れてください。
ストレッチを続けるコツは、この痛みに慣れることです。
痛みに慣れることによって、ストレッチは痛いものと体は認識し続けることができるのです。
右足の筋肉がある程度伸びたことを確認出来たら、足を交代します。
今度は左足を斜め前に伸ばし、右足は畳んで座ります。
そして背筋を伸ばし、上体を左斜めに倒します。
右足でやったことを左足でも行います。
このストレッチの特徴は、上体を倒したら体を揺すらないことです。
ひたすら静止し、筋肉の伸びを待ちます。
こうすることで無理な負荷をなくし、筋肉を傷つけないように伸ばすことができます。
この右足、左足のストレッチを5分~6分で行います。
骨盤を立てて開脚
片足開脚ストレッチが終わったら、骨盤を立てた状態で開脚座りをしてみましょう。
片足開脚ストレッチが効き、おそらく骨盤を立てた状態で座ることができるはずです。
これができたら開脚ストレッチの効率性は上がります。
この体勢から、上体を右に左に倒してみましょう。
最初は写真のようにグッと倒せないでしょうが、まずは手でつま先を掴むように努力し、つかめたら同じように静止ストレッチを試みます。
あわてずにゆっくりゆっくり筋肉を伸ばすように心がけてください。
そして左右が終わったら、最後に上体を前に倒しましょう。
勢いをつけて倒すのでなく、これも徐々に上体を倒していきます。
根気よく続けることで上体は徐々に深く倒れるようになります。
この開脚ストレッチを約4分~5分かけて行います。
これら一連のストレッチを毎日欠かさず続けることによって、体は確実に柔らかくなります。
ストレッチをやる時間は、合計たった10分です。
毎日10分痛いのを我慢して行うと必ず成果が表れます。
大事なのは諦めずに根気よく行うことです。
まとめ
これら一連のストレッチは、私が実際に行った方法です。
いわば私の実践記録とでもいえるものです。
このほかにもたくさんのストレッチを試みた実践記録がありますので、参考にして頂ければ幸いです。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。
皆様の健闘を祈ります。