0.1カラットの華奢なダイヤリングが流行っています。
普段使いができて、気取らないおしゃれができることから小さなダイヤのリングが人気のようですね。
しかしダイヤリングといってもデザインは様々で、派手な装飾が施されたものやシンプルに一粒ダイヤが中央に飾られただけのものがあります。
人気なのはやはり流行りすたりのないシンプルな一粒ダイヤリングのようです。
この一粒ダイヤリングのダイヤの留め方は一般に爪留めが主流です。
昔は6本爪が多かったのですが、最近では4本爪のものが出てきていますね。
このダイヤの留め方はほかに、フクリン留め、伏せ込み留め、埋め込み留めなどがあり、この留め方によってリングのデザインが変わってくるのですが、実はデザインのほかに変わるものがあるのです。
それはダイヤの輝きです。
この中でどれが一番ダイヤが輝くかというと、伏せ込み留めのダイヤリングです。
なぜか?
このページではなぜ伏せ込みダイヤリングが一番ダイヤが輝くのか?
0.1ctの伏せ込みダイヤリングをすすめる理由について述べてみたいと思います。
留め方の外観比較
なぜ伏せ込み留めのダイヤリングが一番輝くのか?
その理由を知るためにこれらの外観を比較してみたいと思います。
爪留め
爪留めは、リングを真上から見てもサイドから見てもダイヤの全容を見ることができますね。
美しいダイヤをあらゆる角度から楽しめる留め方です。
次にフクリン留めダイヤリングの外観を見てみましょう。
フクリン留め
ダイヤの周囲は地金で覆われた状態で、ダイヤは真上からしか見れない状態です。
ダイヤの側面、裏面も地金で覆われています。
ダイヤの美しさを楽しめるのは真上からだけということです。
次に伏せ込み留めのダイヤリングを見てみましょう。
伏せ込み留め
ダイヤがリングのアール部分内に伏せ込むようにセッティングされています。
リング真上からダイヤがきれいに見ることができ、さらにサイドに至ってもダイヤの容姿を見ることができます。
爪留めダイヤ同様、真上からもサイドからもダイヤの美しさを楽しめることができます。
次に埋め込み留めダイヤリングの場合はどうでしょう。
埋め込み留め
ダイヤがリングに埋め込まれた形でセッティングされたダイヤリング。
真上からダイヤの全容を見ることができます。
しかしサイドに至っては、ダイヤのごく一部しか見ることができません。
フクリン留めほどダイヤが地金で覆われていませんが、ダイヤの美しさを楽しめるのは真上からに限られてしまいます。
ダイヤの輝きは露出度に比例する
爪留め、フクリン留め、伏せ込み留め、埋め込み留めの4つの留め方を見て頂きましたが、これらの違いは何でしょう。
もうお気づきですね。
ダイヤの露出度の違いです。
ダイヤは自ら輝かないのは自明の理です。
ダイヤは光の反射によって輝きます。
ダイヤに光が入射し、その光がダイヤ内で反射され再びダイヤ外へ放射される。
これがダイヤの輝く原理です。
つまりダイヤを輝かすためにはより多くの光を取り込まなければなりません。
そのためにはダイヤの露出度をあげる必要があるのです。
上のダイヤの留め方の中で一番露出度の高いものはどれでしょう。
それは伏せ込み留めのダイヤリングです。
伏せ込み留めはできるだけダイヤの露出度を高くした留め方で、ダイヤの前面だけでなくサイドも表に出ており、爪留めのダイヤに関してもサイドは出ていますが、爪がある分それだけ光の入射を遮る傾向にあります。
よって伏せ込み留めのダイヤリングが一番露出度が高く、ダイヤが輝きやすい環境にあるというわけです。
これが伏せ込み留めダイヤリングをすすめる理由です。
伏せ込み留めのダイヤリングは引っ掛かりがない
伏せ込みダイヤリングをすすめるもうひとつの理由に引っ掛かりがないというのがあります。
爪留めのダイヤリングは露出度も高くダイヤがよく輝く環境にあるのですが、ダイヤの部分だけリングから突出しています。
そのため何かの拍子でダイヤをぶつけることも考えられ、ダイヤが傷つくこともあります。
また爪があるため、衣服などの繊維に引っ掛かることもあるのです。
その点、伏せ込み留めのダイヤリングの場合はリングとダイヤが面一になっていますのでダイヤが何かに当たるということはなく、また爪がないため衣服に引っ掛かるということもないのです。
こういう点も伏せ込み留めのダイヤリングをすすめる理由です。
まとめ
0.1ctの伏せ込みダイヤリングをすすめる理由について述べさせて頂きました。
参考になりましたでしょうか。
最後におすすめの0.1ct伏せ込み留めのダイヤリングを紹介し、このページを閉じたいと思います。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。