プレゼントに最適!光触媒の造花

大切な人に花をプレゼントする。
これって素敵なことだと思います。
贈る方も贈られた方も、心温まる気持ちになりますから。

実は私は母の誕生日に、毎年花をプレゼントすることにしています。
母は花が好きで、子供や孫から花をプレゼントされると本当に喜びました。
今その母は老人ホームに入所していますが、入所してからも私はそれを続けていました。

しかし気掛かりなことがあって、それをやめてしまいました。

母の入所している特養(特別養護老人ホーム)は、基本的に物の持ち込みは禁止です。
特養内の衛生管理は徹底されており、妙な菌が侵入しないように、面会時には必ず手洗いとうがいをさせるほどです。そしてそれは当然の措置といえます。変な菌を持ち込んで入所者にうつったら大変なことになるからです。

それにもかかわらず、プレゼントだからといって生花を持ち込んでいいものかどうか。
もし花に変な菌が付着していたら・・
スタッフは「いいですよ」といってくださいますが、気になって仕方がないのです。

以前我が家で、部屋のあちこちでアリを見かけることがあり、原因を探ったら花屋で買った花にアリが付着していたことがわかりました。
花を処分したら、アリも自然といなくなりました。

このような経験もあり、私は特養内への生花のプレゼントを遠慮するようになったのです。

これならいける!花のプレゼント

菌が付かない花、そんなものがあるわけない!

いや、あります。
むしろ、菌をやっつけてしまう花が。
それは、光触媒の造花です。

えっ でも、光触媒って何?

光触媒とは、自身で変化することはありませんが、太陽光を浴びることで触媒作用(化学反応において特定の反応を促進させること)の働きをする物質のことです。

わかりやすくいうと、植物の光合成がそのひとつです。
葉緑素を触媒とし、太陽光を吸収することで二酸化炭素と水が反応し、デンプンと酸素になる働きです。

光触媒の造花の場合、触媒は二酸化チタンを使用し、光(紫外線)が当たるとその表面に強力な酸化分解力が発生し、近づいてくる様々な物質を分解します。

この様々な物質とは、悪臭・汚れの元となる油分・雑菌・カビなどの有機化合物をいい、これらを分解し水や二酸化炭素にしてしまうのです。

このような性能をもったお花なら、問題なくプレゼントにできます。
光触媒加工された造花は空気を浄化してくれますから、高齢者がいる特養であろうと、いやむしろそういう場所にこそ置くべき花だといえます。

光触媒の仕組み

さて、光触媒の仕組みについて詳しくご説明させていただきます。
世間一般で言われる光触媒は、二酸化チタンを触媒にしていることはすでに述べました。

この二酸化チタンに光(紫外線)が当たるとどうなるかというと、その表面から電子が飛び出します。そしてその飛び出した電子は、空気中の酸素と結びつき、スーパーオキサイドアニオン(O2-)を生成します。(以下イラスト参照)

一方、電子が飛び出した二酸化チタンの表面はプラスの電荷を帯びていますから、元に戻ろうとします。そのため空気中の水分(H2O)から電子を奪い取り元に戻ります。

そして電子を奪い取られた水分(H2O)は、ヒドロキシラジカル(・OH)となります。(以下イラスト参照)

この電子の移動によって生成された二つの物質、スーパーオキサイドアニオン(O2-)とヒドロキシラジカル(・OH)は強力な酸化分解力を持っており、これに近づいた有機物質(におい、油分、雑菌、カビ)を分解し、水と二酸化炭素に変えてしまいます。(以下イラスト参照)

そしてその結果として、消臭や抗菌、防汚などの効果をもたらしてくれるのです。
これが光触媒の空気浄化の仕組みです。

しかしこの二酸化チタンを使った光触媒には、実は大きな問題があるのです。

光触媒の抱える問題点

光触媒は効果がない! という意見もあります。

実はその通りなのです。

なぜ効果があまり見られないのかというと、二酸化チタンは紫外線しか反応しないからです。
それ以外の光だと二酸化チタンは反応せず、悪臭や雑菌、カビなどはそのままです。

紫外線は、太陽光線の数パーセントにしか含まれておりません。
また、蛍光灯などの電灯光には人体に有害な紫外線はほとんど含まれません。
よって、光触媒は、室内では効果なしということになります。

これが、光触媒が抱える大きな問題でありました。
今までは。

しかし(株)豊田中央研究所が開発した可視光応答型光触媒「V-CAT」により、光触媒はこの問題点をクリアしました。

この可視光応答型光触媒とは、紫外線に限らず目に見える光すべてを指すもので、その光に反応する光触媒ということです。

この可視光応答型光触媒「V-CAT」なら、室内でも光触媒効果は発揮され、消臭・抗菌・防汚が現れるのです。

V-CATの仕組み

V-CATは(株)豊田中央研究所が開発したオリジナルの光触媒技術で、可視光(目に見える光)のエネルギーを使って、あらゆる有機物を分解する作用があります。

図のように、太陽光だけでなく、室内にある電灯・蛍光灯にもV-CATは反応し、酸化分解力の強いヒドロキシラジカルを発生させ、それによってにおい成分や汚れや細菌を分解し水や二酸化炭素にしてしまうのです。

通常の光触媒は、二酸化チタンを触媒に使っているため紫外線にしか反応しませんが、V-CATを触媒にした光触媒は、可視光(目に見える光)に反応しますから、他の追随を許さない効果を発揮するのです。

現在、大正製薬が「V-CAT」を使用したマスク「パブロンマスク365」を販売しており、また各衣料メーカーがV-CATを使った衣服などを販売しております。



ユニフォームメーカーのTBユニファッション株式会社では、この「V-CAT」の抗菌性について試験し、V-CAT塗布生地は、ウイルスの感染力を0%〜5%にまで弱めるという抗インフルエンザウイルス効果があることを実証しました。

このように「V-CAT」の効果は他のメーカーも認めるところであり、疑う余地がありません。

まとめ

母の日が近づいてきて花をプレゼントしようと思いましたが、特養への生花の持ち込みは、やはりやめようと思いました。

そんな矢先見つけたのが光触媒のお花でした。
しかし効果がないと以前から聞いていましたので、どうしようかと悩んでいたらこの「V-CAT」を使ったお花に出逢いました。

トヨタグループのひとつである「豊田中央研究所」が開発したものであり、また他のメーカーもそれを組み入れた製品開発に乗り出していることを知り、信用のおける製品だと思いました。

なお、「V-CAT」を使った光触媒の造花は、光の楽園と銘打っています。
他の光触媒造花と間違わないようにお願いします。

参考までに光の花園シリーズの光触媒造花ショップを紹介します。

誕生日や母の日に、この光触媒の造花をプレゼントすればきっと喜んでくれると思います。

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