体のキレをよくする捻りストレッチ

私は毎朝ウォーキングを欠かしません。

ウォーキングをしていていると、たくさんのお年寄りの方に出逢います。

そのお年寄りの歩き方を見ておりますと、共通しているのが足だけでウォーキングしているということです。

上体の振りや腰の振りを一切使わず、足だけで歩行しているのです。

いわゆるトボトボ歩きです。

なぜこのような歩き方になるのか考えてみますと、体の捻りがまったくないということがわかりました。

つまり年をとると体が硬くなり、捻るという動作をあまりしなくなるからだと思います。

そのため体にキレがなくなり、あのようなトボトボ歩きになってしまうんじゃないか思うのです。

人生100年時代。
いつまでもキレのある体で元気に歩きたいものです。

そこで今回私が毎日行っている捻りストレッチと足上げストレッチをご紹介します。

どちらも体のキレをよくするストレッチだと確信しております。
どうか最後までお読み頂ければ幸いです。

腰のキレをよくする捻りストレッチ

ストレッチをやって気付いたことは、腰のキレは体のキレに通じるということです。

腰は体の要ということもあって、上半身を支える土台のようなもの。

その腰を柔らかくすることにより、体のバランスを整え、動きもなめらかになり、体のキレが良くなるということを実感することができました。

その腰を柔らかくするストレッチはこれです。

まず両足を前に伸ばして座り、右足を左足に組むようにクロスさせます。

そして上体を右に捻り左腕を立てた右脚に引っ掛けます。
このポーズでしばらく静止します。

最初は上体があまり回らないでしょうが、しばらくすると筋肉が伸びてきます。
そしたらちょっと無理してもう少し捻ってみましょう。

左腕で右脚を突っ張るように押すと捻れます。

右捻りが終わったら左捻りです。

この時、右捻りと左捻りを比べてください。
どちらが捻りやすいかを。

人間にはみな癖があり、長く生きているとその癖が体に浸み込んでいます。

ストレッチをしてわかることですが、右と左では筋肉の柔らかさが明らかに違います。
これは長年の癖が影響して、左右の筋肉の柔軟性の違いとなって表れてきているのです。

左右の筋肉の柔軟性の違いは、体の傾きやねじれの原因になります。
私が思うに、これが腰痛や肩こりの原因になっているのではないかと推察するのです。

まずはこのストレッチで、左右の筋肉の柔軟性の違いを認識し、できるだけ左右対称になるように根気よくストレッチをすることをおすすめします。

そしてこのストレッチを続けることで、明らかに腰の柔軟性は増し、歩くときも腰の振りを利用して歩くようになるでしょう。

さらに以下の足上げストレッチをプラスすることにより、キレのある体を手に入れることができます。

足の運びをよくする足上げストレッチ

お年寄りはよくつまずきます。

少しの段差であってもつまずくことが多く、これは足が充分に上がっていない証拠です。

この足を上げる筋肉は骨盤内にあるインナーマッスルで、腸腰筋といいます。
この筋肉が硬いと足は十分に上がらず、つまずくことが多くなるといわれます。

また骨盤内には腸腰筋のほかにもいくつかのインナーマッスルがあります。
これらを十分柔らかくすることにより、私の場合しなやかな動きができるようになりました。

それでは骨盤内のインナーマッスルを柔らかくする足上げストレッチをご紹介します。

両脚を伸ばして座り、まずは右足を両腕で頭の上まで上げるつもりで持ち上げます。

最初は写真のように頭の上まで足が上がらないでしょう。
おそらく顔あたりまでが精一杯ではないでしょうか。

それでもかまいません。
持ち上げたところで静止し、そこで5秒ほどキープしておろします。

そしてもう一度同じ動作を繰り返します。

これを5セットします。

右が終わったら同じように左を5セットします。

これを毎日続けてください。
続けるうちに以下のように足が頭の上まで上がるようになります。

ここまでくればしめたもの。
インナーマッスルは十分柔らかくなり、つまずいて転ぶことはないでしょう。

そして足の運びがスムーズになり、軽やかな動きが身につくでしょう。

これらは私が50歳を契機に始めたストレッチで、実体験に基づいたものです。
今年60歳になる私は、これらのストレッチを通して若いころの体のキレを取り戻しました。

他にも、私が今でも毎日続けているストレッチを掲載しております。
参考までにご覧ください。

ストレッチで大事なのは続けること。
痛みは伴いますが、続けるうちに痛みは快感になり、イタ気持ちいい感覚になってくるのです。

これがストレッチの不思議なところ。

人生100年時代といわれている昨今、元気を取り戻すためにもぜひストレッチを生活に取り入れてください。

皆様の健闘を祈ります。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。

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